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清水園

阿賀北(阿賀野川北部)にある10万石の城下町・新発田。清水園は、約4600坪の敷地に、書院や京風庭園などが点在する、新発田藩藩主・溝口家の下屋敷跡。3代藩主・溝口宣直(みぞぐちのぶなお)の治世の1666(寛文6)年に棟上げされ、4代・重雄の1693(元禄6)年に完成しています。

県宗智作庭の京風庭園を観賞

必見は、小堀遠州の流れをくむ茶人で幕府庭方の縣宗智(あがたそうち)の手による京風の大名庭園。
三井(みい)の晩鐘、石山の秋月、堅田(かたた)の落雁、粟津(あわづ)の晴嵐、唐崎(からさき)の夜雨、瀬田の夕照、矢橋(やばせ)の帰帆、比良(ひら)の暮雪という「近江八景」を巧みに取り入れた回遊式庭園には、大泉池を取り囲むように5つの茶室が点在。

この風雅な庭園を見渡すように建てられた寄棟造りの書院も実に見事です。

現在は全体が北方文化博物館の分館となっており、江戸時代の武家屋敷を移築復元した「石黒邸」や道の向かい建つ国の重要文化財「足軽長屋」もあわせて見学を。

書院の裏手にある土蔵造りの建物が「郷土資料館」。
明治43年に新発田郊外の五十公野(いじみの)から移築された横越村沢海の大地主・伊藤家の酒蔵は、新発田藩関係の資料、越後阿賀北の考古、民俗などの郷土資料を展示しています。
また、その一角は、新発田出身で忠臣蔵の赤穂四十七士の一人として知られる堀部安兵衛の伝承館となっています。

清水園
名称 清水園/しみずえん
所在地 新潟県新発田市大栄町7-9-32
関連HP 清水園公式ホームページ
電車・バスで JR新発田駅から徒歩8分
ドライブで 日本海東北自動車道聖籠新発田ICから約5km
駐車場 45台/無料
問い合わせ 清水園 TEL:0254-22-2659/FAX:0254-22-0171
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

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