新潟市妙高市杉野沢にある笹ヶ峰牧場は、明治35年開場の歴史ある牧場。妙高山(2454m)の南麓、標高1250m〜1350mにかけての高原地帯に、108haという広大な放牧地、牧草地が広がっています。笹ヶ峰一周遊歩道の途中にあり、ハイキングにも最適な場所です。すぐ西側には休暇村妙高(公共の宿)の笹ヶ峰キャンプ場があります。
牧草地、背後の妙高の山並みとヨーロッパ的光景が展開
牧草地には巨大なハルニレの木がぽつんと点在し、実に絵になる光景です。
6月下旬〜7月下旬にはキンポウゲも黄色い可憐な花を咲かせ、見事。
牧場内は入場不可ですがが、6月〜10月なら柵越しに70頭〜100頭ほどの乳牛や繁殖用和牛(くびき牛)の放牧風景を目にすることができます(年によって放牧数は異なります)。
笹ヶ峰牧場利用組合が運営する牧場で、農家の労力軽減を主目的に、夏の間近隣の農家から牛を預かり、爽やかな高原で体力づくりと繁殖を行なうもの。
牛はグループに分けられ、3つの牧区を移動しながら育ちます。
管理道路の一部が遊歩道になっているので、柵越しに放牧風景を見学することができます。
ちなみに牧場北側の「京都大学笹ヶ峰ヒュッテ」は、昭和3年に初代が建てられたという歴史あるもの。
笹ヶ峰開拓の歴史
もともとは妙高火山の堰止湖だった場所で、その水が流れて、なだらかな高原地帯が生まれてたもの。
地蔵ヶ原と呼ばれ、周囲を2000m級の山に囲まれることからフェーン現象で晴天が多く、ブナを主体とする広葉樹が茂ることから文化年間(1804年〜1818年)に木地師によって開かれた森となりました。
その後、文化8年(1811年)頃には越後高田藩により開墾が進められ、広大な広葉樹林を切り開いて、馬鈴薯(じゃがいも)を植栽しましたが、失敗に終わり、明治35年、牧場が開設されたのです。
地蔵ヶ原と呼ばれ、周囲を2000m級の山に囲まれることからフェーン現象で晴天が多く、ブナを主体とする広葉樹が茂ることから文化年間(1804年〜1818年)に木地師によって開かれた森となりました。
その後、文化8年(1811年)頃には越後高田藩により開墾が進められ、広大な広葉樹林を切り開いて、馬鈴薯(じゃがいも)を植栽しましたが、失敗に終わり、明治35年、牧場が開設されたのです。
笹ヶ峰牧場 | |
名称 | 笹ヶ峰牧場/ささがみねぼくじょう |
所在地 | 新潟県妙高市笹ヶ峰 |
関連HP | 妙高市公式ホームページ |
電車・バスで | えちごトキめき鉄道・しなの鉄道妙高高原駅から川中島バス笹ヶ峰行き(季節運行)で50分、終点下車 |
ドライブで | 上信越自動車道妙高高原ICから約15km |
駐車場 | 100台/無料 |
問い合わせ | 妙高高原観光案内所 TEL:0255-86-3911/FAX:0255-86-3450 |
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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