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小倉千枚田

小倉千枚田

佐渡市(旧畑野町)の小倉地区(小倉ダムの北側)、標高400m前後の急斜面に張り付くように広がる千枚田が小倉の千枚田。江戸時代の初期の慶安3年(1650年)、佐渡金山の繁栄による人口増の米不足で、佐渡奉行の新田奨励策で開田されたもの。棚田オーナー制度を取り入れながら管理・保全活動が行なわれています。

佐渡に残る美しい棚田

佐渡金山の繁栄で、江戸時代に佐渡の人口は最大10万人にも増加しました。
島民たちは山の斜面を開墾して棚田を築いて農産物の増産に尽力(米や野菜は、供給が需要に追いつかないほどで、高値で販売できたのです)。
小倉千枚田も、寛文13年(1673年)までに128枚、5反8畝が開田されましたが1枚の広さが平均13坪という猫の額のようにとても小さな水田でした。
昭和になって5町歩ほどまで拡大しましたが、昭和45年に減反政策によって1町ほどまでに耕作地が減少しました。
小倉地区で建設された小倉ダムの完成に合わせ、旧畑野町ではダム周辺整備の一環として千枚田の再生に尽力。
さらに平成16年の佐渡市誕生を経て、平成17年に県営中山間地域総合整備事業畑野中部地区の生態系保全施設等整備事業Aに採択され、平成19年に「小倉千枚田復活事業支援協議会」が結成され、耕作者の高齢化と減反で、荒廃が進んだ棚田(一部は畑)も見事に復活しています。

オーナー制度「トキの島小倉千枚田農園」も導入し、田植え・草刈り・稲刈りの体験が可能(5月中旬は田植え、8月中旬は草刈り、10月上旬は稲刈りを予定)。

小倉千枚田
名称 小倉千枚田/おぐらせんまいだ
所在地 新潟県佐渡市小倉
関連HP 佐渡市公式観光情報サイト
ドライブで 両津港(佐渡汽船旅客ターミナル)から約22km
駐車場 なし
問い合わせ 佐渡観光協会 TEL:0259-27-5000
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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