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佐渡国分寺

佐渡国分寺

天平13年(741年)、聖武天皇の詔(みことのり)により建立された佐渡最古の寺が佐渡国分寺。七堂伽藍を構えていたが享禄2年(1529年)に火災で焼失し、享禄4年(1531年)に再建されています。当時の金堂、講堂の礎石は境内横の国分寺跡に残されています。平安時代前期築造の薬師如来坐像は、国の重要文化財。

奈良時代に諸国に建立された国分寺の後継寺院

現在の堂宇は、延宝7年(1679年)に賢教によって再建されたもので、寛文6年(1666年)築という茅葺きの瑠璃堂が印象的。

瑠璃堂裏の収蔵庫には国の重要文化財に指定される檜一本造りの薬師如来坐像があり、事前連絡で拝観が可能。
また阿弥陀堂脇にある手水鉢の台は国分寺にあった七重塔の礎石を2つに割ったもの。

この国分寺があることから東京都国分寺市と佐渡市は姉妹都市になっています。
なお、佐渡国分寺の西隣にあるのがかつての佐渡国分寺の跡。
往時の礎石が残されているほか、門跡、塔跡、金堂跡、回廊跡などが発掘されています。
さらに発掘調査で軒丸瓦などが出土しています。

官衙跡(かんがあと=役人の住居)かと推測される下国府遺跡が見つかっていますが、まだ佐渡国府(佐渡国庁)がどこにあったのかはわかっていません。
国仲平野の国府川流域にあったと推測されています。
佐渡一之宮は、平安時代に編纂された『延喜式神名帳』にも記載される度津神社(わたつじんじゃ)です。

佐渡国分寺
名称 佐渡国分寺/こくぶんじ
所在地 新潟県佐渡市国分寺287-1
関連HP 佐渡市公式観光情報サイト
ドライブで 両津港(佐渡汽船旅客ターミナル)から約18km
駐車場 10台/無料
問い合わせ 佐渡国分寺 TEL:0259-55-2059
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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