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龍雲寺

龍雲寺

長野県佐久市岩村田にある曹洞宗の寺、龍雲寺。戦国時代の永禄年間(1558年~1570年)、武田信玄が越後(現在の新潟県南魚沼市)の名刹・雪洞庵(うんとうあん)から北高全祝(ほっこうぜんしゅく)を迎え、荒れ果てていた龍雲寺を復興。信濃路出兵の際には、必ず戦勝祈願に立ち寄ったという武田信玄ゆかりの寺となっています。

随所に武田の家紋「武田菱」が!

川中島の戦い後の永禄10年(1567年)には武田信玄から寺領を寄進されているので、上野国(群馬県)、越中国(新潟県)への侵入を視野に、佐久一帯が当時信玄の領有地だったことがわかります。

元亀3年(1572年)、三河・尾張への西上作戦を前にして、龍雲寺の北高全祝の立場を世に示すため、小宮山昌友を奉行として千人法幢会(宗教的大行事)を営み、その際、正親町天皇(おおぎまちてんのう)から扁額を下賜されています。

元亀4年(1573年)、武田信玄は西上作戦途上で病死。
昭和6年、龍雲寺境内の地中から、骨壺、短刀、象牙造りの袈裟環が発見され、寺には北高禅師が伊那谷の駒場から信玄の遺骨を運んだという筏(いかだ)も残ることから、遺骨が信玄のものではないかと推測されています。

戦後、これらの品々の真贋論争(しんがんろんそう)が展開されましたが決着はついていません。
現在発掘された品々は、霊廟に大切に保管され、事前に連絡しておけば見学も可能。

信玄霊廟
龍雲寺
名称 龍雲寺/りゅううんじ
所在地 長野県佐久市岩村田住吉町415
関連HP 佐久市公式ホームページ
電車・バスで JR岩村田駅から徒歩15分
ドライブで 上信越自動車道佐久ICから約2km
駐車場 5台/無料
問い合わせ 龍雲寺 TEL:0267-67-3632
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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