長野県白馬村にある一級河川・姫川の源流が姫川源流自然探勝園。過去には水質ランキング日本一にも輝く一級河川・姫川。国道近くに一級河川の源流、中央分水嶺(日本海と太平洋の分水嶺)が位置する貴重な場所で、源流部は姫川源流湧水として環境省の名水百選にも選定されています。ドウカク山から湧き出す水が姫川の源流となっています。
環境省の名水百選にも選定
古代の皇族の娘で、『古事記』、『出雲風土記』にも登場する高志国(現在の福井県から新潟県)の姫・奴奈川姫(ぬなかわひめ)が姫川という河川名の由来。
全長60kmの急峻な姫川の源流に位置するのが姫川源流自然探勝園。
川床にはオランダガシ、バイガモが繁茂し、一帯を周回する木道も整備されています。
環境省の名水百選に選定されていますが、飲用も持ち帰りも不可です。
一帯は長野県の自然環境保全地域に指定され、環境保護のため車の乗り入れはできないため、さのさかスキー場駐車場に駐車し、徒歩でアプローチ。
時間が許せば隣接する親海湿原にも寄り道を。
第1駐車場から姫川源流までは、徒歩7分。
ちなみに、日本海と太平洋を分ける(信濃川水系高瀬川と姫川水系姫川)、中央分水嶺は佐野坂峠です。
奴奈川姫、建御名方神と姫川
高志国の奴奈川姫に、出雲国の八千矛神(大国主命)が求婚し(『古事記』)、誕生した建御名方神(たけみなかたのかみ)が姫川を遡って、糸魚川静岡構造線(フォッサマグナの西辺)に沿って諏訪に鎮座したという伝承があります。
糸魚川の『天津神社並奴奈川神社』によれば、姫川の上流・姫ヶ淵(白馬村、大出の吊橋近くにある淵)の付近のコウカイ原で奴奈川姫は我が子・建御名方神と別れたと記されています。
姫川源流自然探勝園 | |
名称 | 姫川源流自然探勝園/ひめかわげんりゅうしぜんたんしょうえん |
所在地 | 長野県北安曇郡白馬村神城 |
関連HP | 白馬さのさか観光協会公式ホームページ |
ドライブで | 上信越自動車道長野ICから約42.2km。または、北陸自動車道糸糸魚川ICから約53.4km |
駐車場 | さのさかスキー場駐車場を利用 |
問い合わせ | 白馬さのさか観光協会 TEL:0261-75-2811/FAX:0261-75-2938 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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