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前山百体観音

前山百体観音

長野県北安曇郡小谷村、栂池高原スキー場下から牛方宿のある沓掛(くつかけ)へと向かう「塩の道」千国街道。そこにあるのが前山百体観音で、板東三十三番、西国三十三番、秩父三十四番の合計が百体なので、百体観音という名があります。失われた石仏もあって現存するのは80体余となっています。

栂池高原にある白馬連峰を眺望の百体観音

百体観音の前に立つ弘法大師像の台座には安政5年(1858年)の銘がありますが、百体観音自体の建立年代は定かでありません。
高遠(現・伊那市高遠町)の石工が刻んだものですが、建立にあたっては地元はもちろん、遠く大町までの30の集落の140人という願主が関わっています。

もともとは千国街道沿い各所に配されていましたが、明治の新道開通(馬車が通れるように新道を開削)などで現在地に集められたもの。
前山百体観音前の道は農道で、農業用車両専用道路のため入口の駐車スペースに車を置いて見学を。

前山百体観音
名称 前山百体観音/まえやまひゃくたいかんのん
所在地 長野県北安曇郡小谷村千国乙
関連HP 小谷村公式ホームページ
ドライブで 上信越自動車道長野ICから約52.3km
駐車場 2台/無料
問い合わせ 小谷村教育委員会 TEL:0261-82-2587
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

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