長野県白馬村と長野市鬼無里(きなさ)を結ぶ国道406号途中、白沢洞門(白沢トンネル)の白馬村側出口にある展望スポットが白沢峠。標高1100mという高所で、鹿島槍ヶ岳、五竜岳、唐松岳、白馬鑓ヶ岳、杓子岳と後立山連峰を一望にする絶景のビュースポットで、とくに朝日を浴びる北アルプスを撮影にカメラマンが集まります。
国道406号途中、北アルプス展望の地
白沢峠(嶺方峠という呼び名も)からは、残念ながら白馬岳の山頂自体は、手前の尾根に隠れて見えませんが、鹿島槍ヶ岳など、後立山連峰が屏風のように連なる様は、カメラマンに人気のスポットになっています。
白沢洞門(白沢トンネル)の600mほど東側には夫婦岩(みょっといわ)があり、ここをかつては鬼無里・戸隠とを結ぶ古道が通っていましたが、国道の開通で廃道となりつつあります。
戸隠側(長野市側)からのアプローチなら、長野県道38号の大望峠と組んでのドライブプランを立てる人も。
善光寺古道・夫婦岩越え
鬼無里・戸隠と千国街道を結ぶ「善光寺古道」には、青鬼集落・青鬼棚田からの柄山峠越え、明治以降にはもっとも利用された柳沢峠越え、そして夫婦岩越えの3つの道があり、糸魚川方面から米、酒、魚なども峠を越えて、鬼無里に運ばれたのです。
3つの峠越えのルートのうち、もっとも南に位置するのがこの夫婦岩越え(現・白沢峠越え)です。
旧道は、堀之内から殿様清水を経て、朝日観音(馬頭観音)、夫婦岩(みょっといわ)、大日如来、藤口の辻と進みます。
朝日観音(馬頭観音)、大日如来は、安永3年(1774年)に牛方が建立したもの。
当時は、牛の背に荷を積んで険しい山道を往来したのです。
白沢峠 | |
名称 | 白沢峠/しらさわとうげ |
所在地 | 長野県北安曇郡白馬村神城 |
ドライブで | 上信越自動車道長野ICから約44km |
駐車場 | 5台/無料 |
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