長野県木曽郡王滝村、昭和59年に発生した長野県西部地震で御岳山の山麓を流れる王滝川の峡谷に大量の土石流が流れ込み誕生したのが、自然湖。滝越地区までは車道も通じているので車窓からの見学観賞も可能なほか、「自然湖ネイチャーカヌーツアー」も実施されています。
自然災害で生まれた神秘の湖
長野県西部地震による御嶽崩れ(伝上崩壊)で流出した岩屑なだれ(土石流)は、王滝川の流れをせき止め、天然のダム湖が誕生。
王滝川には牧尾ダムのダム湖・御岳湖、三浦ダムの三浦湖という人造湖があるので、これに対して誕生当初に自然湖と呼ばれるようになったもの。
そこにあった樹林は湖中に立ち枯れとして残され、カメラマンや画家に絶大な人気を誇っています。
ちなみにかつて滝越地区は継母岳火山群(ままははだけかざんぐん=新期御嶽火山の前半に活動した火山群)が活動していた時期に、その噴出物で生まれたせき止湖の湖底に堆積した地層(滝越湖成層)で形成されており、自然湖は、せき止め湖の地層にできたせき止め湖ということに。
自然湖周辺は、中部森林管理局で管理されている国有林のため、入林にあたっては入林許可が必要です。
環境保全のため、車道周辺からの見学、もしくは「自然湖ネイチャーカヌーツアー」(予約制/4月下旬〜11月中旬実施、4歳から参加可能)に参加を。
自然湖 | |
名称 | 自然湖/しぜんこ |
所在地 | 長野県木曽郡王滝村 |
ドライブで | 中央自動車道伊那ICから約67km |
駐車場 | 10台/無料 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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