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境峠

境峠

長野県木祖村と松本市の境にある長野県道26号(奈川木祖線)途中にある峠が境峠。標高1486.6mで周辺は白樺林が広がっています。木曽路の藪原宿で国道19号を離れ、奈川渡ダム(ながわどだむ)で国道158号に合流するのが長野県道26号(奈川木祖線)で、実は中京方面と上高地・乗鞍を結ぶ最短ルートとして活用されてきました。

平安時代までは美濃と信濃の国境だった!?

境峠とは平安時代までこの地が美濃国(現・岐阜県)と信濃国(現・長野県)の国境だったため。
木曽路は美濃国恵那郡に属し、鎌倉時代に美濃国から分離され、信濃国筑摩郡に編入されたのです。
それ以前は、ともに中央分水嶺となる鳥居峠も境峠も、美濃と信濃の国境だったのです。

ちなみに江戸時代には奈川村までが尾張藩の土地で(菅村、藪原村、荻曽村、奈川村、奈良井村、贄川村はすべて尾張藩)、木曽檜は尾州檜として扱われていました。

美濃と信濃の国境だった境峠ですが、峠は太平洋と日本海を分ける中央分水嶺で、木曽川の源流ともなっていて、「木曽川の源流 ふるさと木祖村」の石碑が立っています。
木曽川本流としての源流は、同じ木祖村の味噌川ダムの奥、ワサビ沢で、到達はなかなか困難ですが木曽川源流碑が立っています。

ちなみに峠の北側へ上高地乗鞍スーパー林道に入れば、乗鞍岳を眺望する絶景の白樺峠を経て、乗鞍高原・一の瀬園地、さらに高原の中心、鈴蘭に至ります。

境峠
名称 境峠/さかいとうげ
所在地 長野県松本市奈川・木曽郡木祖村小木曽
電車・バスで JR中央本線藪原駅からタクシーで30分
ドライブで 長野自動車道松本ICから約41km
駐車場 なし
問い合わせ 松本市山岳観光課 TEL:0263-94-2307/FAX:0263-94-2567
木祖村観光協会 TEL:0264-36-2543
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

木曽川源流碑

2018年7月5日

 

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