長野県松本市安曇上高地、河童橋と田代池の中間に建つリゾートホテルが、上高地帝国ホテル。日本初の本格山岳リゾートホテルとして昭和8年にオープンした歴史あるホテルで、昭和52年の建て替え時にも、往時の雰囲気を活かし、ヨーロッパアルプスの山小屋を思わせる印象的な外観です。
一度は泊まりたい憧れの山岳リゾートホテル
赤い三角屋根と、丸太小屋風の外観は創業当時の趣を活かしたもの。
玄関を入ったロービーラウンジ「カフェ グリンデルワルト」は、ホテルのシンボルともいえるマントルピースが配され、日中の気温が15度以下となる時期(夏場以外)、17:00にベルマンによる火入れ式が行なわれます。
昼はカフェやランチで利用でき、オリジナルのケーキ(アップルパイ、カマンベールチーズケーキなど)や上高地の湧水で淹れたコーヒー、「ミックスサンドイッチ」セット、アフタヌーンティーセットを味わうことができます。
部屋は、ダブル、ツイン、焼岳、または穂高連峰の雄大な景色を眺めるベランダ付き(ツイン、ダブル)、デラックスツイン、ファミリータイプルーム、スイートと多彩。
ディナーは、フランス料理の「ダイニングルーム」で伝統のフルコース、日本料理「あずさ庵」で懐石料理、飛騨牛しゃぶしゃぶ、鉄板焼料理、カジュアルレストラン「アルペンローゼ」が選択できます。
カジュアルレストラン「アルペンローゼ」はランチも営業し、「帝国ホテル伝統のビーフカレー」などを味わうことが可能。
帝国ホテルは少し敷居が高いという人は、ロビー階にある「ギフトショップ」でホテルオリジナルのクッキー、ジュースをみやげに購入するのもいいでしょう。
営業期間は、道路が開通する4月下旬~11月上旬。
営業期間が限られ、人気の山岳リゾートのため、上高地全体に宿泊料金が高い傾向にありますが、一度は泊まりたい憧れのホテルです。
夏の避暑は定番ですが、新緑シーズン(5月下旬~6月上旬)、そして田代湿原の草紅葉が始まる9月、紅葉シーズン(例年10月中旬~10月下旬)もおすすめです。
梅雨入り頃は人も少なく、静かな上高地が満喫できます(雲間に顔を見せる残雪の穂高連峰が幻想的)。
人気の宿ゆえに、早めの予約が必要。
ちなみに日本ホテル協会加盟のホテルとしては、ホテル立山(富山県・室堂)、万座プリンスホテル(群馬県・万座温泉)に次ぐ、日本第3位の高所に位置しています。
上高地帝国ホテル | |
名称 | 上高地帝国ホテル/かみこうちていこくほてる |
所在地 | 長野県松本市安曇上高地 |
関連HP | 上高地帝国ホテル公式ホームページ |
電車・バスで | 松本電鉄新島々駅から松本電鉄バス上高地行きで1時間5分、上高地帝国ホテル前下車 |
ドライブで | 長野自動車道松本ICから約33kmで沢渡地区駐車場。路線バス・タクシーで上高地帝国ホテル前へ(マイカー規制実施中) |
駐車場 | 沢渡地区駐車場(2125台/有料) |
問い合わせ | 上高地帝国ホテル TEL:0263-95-2001/FAX:0263-95-2412 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
上高地帝国ホテルの宿泊料金を確認する
最新情報をお届けします
Twitter でニッポン旅マガジンをフォローしよう!
Follow @tabi_mag