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小梨平キャンプ場(森のリゾート小梨)

小梨平キャンプ場(森のリゾート小梨)

長野県松本市安曇、上高地バスターミナルから800m(徒歩10分)、上高地のシンボル・河童橋(かっぱばし)までも徒歩5分というバツグンの立地のキャンプ場が、小梨平キャンプ場。森のリゾート小梨とネーミングして日本アルプス観光が運営し、ケビン、食堂、大浴場「小梨の湯」もあるのでファミリーの利用にも最適です。

河童橋まで徒歩5分、カラマツ林の中にあるテントサイト

カラマツの黄葉

6月上旬にリンゴに似た花を咲かせるズミ(コナシ)が多く生えることが名の由来の小梨平。
大正3年から10年を費やして植林されたカラマツが生育し(焼岳の爆発で大正池が誕生したのは大正 4年)、夏の木陰をつくっていますが、秋は黄葉も見事です。

小梨平、明神、徳沢は、島々の上條百次良が明治18年5月に夏季の放牧を開始した牧場の跡地(上高地牧場の放牧地)。
それまでは木を切って梓川で流す杣人(そまびと)と上條嘉門次に代表される猟師の世界だったのです。
大正11年に新島々までの鉄道(上高地線)が完成し(バスの上高地乗り入れは昭和10年)、昭和8年には上高地ホテル(現・上高地帝国ホテル)が開業、上高地への入込み客が増加すると、牛が危害を加える恐れがあることから、上高地牧場は昭和9年に廃止されています。

六百山からの清水が湧き出す清水川、中川という小さなせせらぎもあり(夏でも長時間手を入れられない冷涼で清冽な水)、しかも梓川側からは穂高連峰、涸沢カールを眺めるという別天地です。

かつて槍穂高登山者の登山基地となったのが、この小梨平キャンプ場ですが、ホテルや旅館が建ち並ぶ現在では、山岳リゾートらしいキャンプ場に変身しています。

テントサイト内でのBBQは全面禁止などの制約はありますが、ケビン、常設テント、食料品、調理器具、燃料なども揃っているので、手ぶらで来てもキャンプが可能です。

ケビンサイト内には小梨平食堂も営業、温泉ではありませんが「小梨の湯」(営業時間が限られるので注意が必要、外来入浴も可能)もあり、利用できます。
「森のリゾート小梨売店」ではインスタント食品も購入可能。

ゴールデンウィーク、夏休みなどは早めの予約が必要。
ケビンは和室8畳、ダイニングキッチン(食器もあります)という構造で、水洗トイレ付き。
寝具はもちろん、ガス釜、冷蔵庫、暖房、テレビなどもあって人気の施設となっています。

イワナも泳ぐ清流が
小梨平の梓川畔から穂高連峰、涸沢カールを眺望(中央が奥穂高岳)
小梨平キャンプ場(森のリゾート小梨)
名称 小梨平キャンプ場(森のリゾート小梨)/こなしだいらきゃんぷじょう(もりのりぞーとこなし)
所在地 長野県松本市安曇上高地
関連HP 小梨平キャンプ場(森のリゾート小梨)公式ホームページ
電車・バスで 松本電鉄新島々駅から松本電鉄バス上高地行きで1時間10分、終点下車、徒歩10分
ドライブで 長野自動車道松本ICから約33kmで沢渡地区駐車場。路線バスで上高地バスターミナル(マイカー規制実施中)
駐車場 沢渡地区駐車場(2156台/有料)
問い合わせ 小梨平キャンプ場(森のリゾート小梨)TEL:0263-95-2321
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

徳沢キャンプ場

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