長野県塩尻市宗賀、平出博物館横にある円墳3基で構成される平出古墳群のうち、横穴式石室があるのが、第2号墳。6世紀後半〜7世紀前半に平出の古代集落(平出遺跡に一部の住居と倉庫が復元)を治めていたと考えられる豪族たちの古墳です。
6世紀後半〜7世紀前半に築かれた円墳
第1号墳・第3号墳は無石槨で、第2号墳のみ横穴式石室があり、復元された石室を見学できます。
一帯は平出歴史公園として保存整備され、平出遺跡が建っています。
第2号墳の全長8mの横穴式石室は、天井を覆った石が失われていますが、太刀、鉄鏃、馬具、装身具、須恵器、土師器(はじき)などが出土し、出土品は平出博物館の「平出遺跡展示室」に展示されています。
古代の塩尻には、官道である東山道、岐蘇路(きそじ)が通過し、古墳を築いた土地の豪族が律令体制に組み込まれていったと推測され、その過渡期に築かれた古墳で、家族墓としてひとつの古墳に複数人が埋葬されています。
平出古墳群周辺には、縄文時代から平安時代までの集落跡である平出遺跡、奈良時代後期の菖蒲沢窯(復元登り窯)、平出の泉があります。
平出古墳群・第2号墳 | |
名称 | 平出古墳群・第2号墳/ひらいでこふんぐん・だいにごうふん |
所在地 | 長野県塩尻市宗賀 |
関連HP | 塩尻市公式ホームページ |
電車・バスで | JR塩尻駅からタクシーで5分 |
ドライブで | 長野自動車道塩尻ICから約5km |
駐車場 | 平出歴史公園駐車場(50台/無料)を利用 |
問い合わせ | 平出博物館 TEL:0263-52-1022/FAX:0263-52-1295 |
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