長野県木曽郡王滝村、御岳湖畔の王滝地区から田ノ原天然公園へと登る、御岳スカイライン(林道黒石線)の御岳山3合目近くにある滝が、清滝。近くにある新滝とともに、御岳講の行者が、禊(みそぎ)を行なう場所として知られています。水量も豊富ですが、冬場には見事な氷爆に。
清滝の名の通り、精進潔斎する清めの滝
田ノ原天然公園へと登る御岳スカイライン(林道黒石線)の路肩にある駐車スペースに車を置き、沢沿いに続く山道(実はこの山道は行者が歩いた古道)をほんの少し登ると(車道からも見えます)、断崖から落下する落差30m滝があり、これが清滝。
清滝不動明王、清滝弁財天が祀られ、水量も豊富です。
滝直下の朱塗りの橋を渡り、尾根を越える山道は新滝へと続く古道です。
寛政6年(1794年)、武蔵の行者(三峰山観音院で修行)・普寛(ふかん)により王滝口が開かれると、御嶽信仰は全国に広がっていきましたが、登拝前の水垢離(みずごり)の地となったのが、3合目に位置する清滝と新滝です。
行者が75日間あるいは100日間籠もって精進潔斎(しょうじんけっさい)する行場だった神聖な場所で、清滝という名の通り、まさに清め滝でした。
今でも修行のため、新滝に打たれる信者を目にすることもあります。
厳冬期には見事な氷瀑となります。
新滝とともに日本遺産「木曽路はすべて山の中 ~山を守り 山に生きる~」の構成資産にもなっています。
清滝 | |
名称 | 清滝/きよたき |
所在地 | 長野県木曽郡王滝村御岳高原 |
関連HP | 王滝村公式ホームページ |
ドライブで | 中央自動車道伊那ICから約56km。長野自動車道塩尻ICから約69km |
駐車場 | 5台/無料 |
問い合わせ | 木曽おんたけ観光局王滝観光総合事務所 TEL:0264-48-2257 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
最新情報をお届けします
Twitter でニッポン旅マガジンをフォローしよう!
Follow @tabi_mag