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野田八幡宮『野田雨乞笠おどり』|刈谷市|2024

野田雨乞笠おどり

2024年8月25日(日)16:00頃~、愛知県刈谷市の野田八幡宮で『野田雨乞笠おどり』が奉納。正徳2年(1712年)の記録が残るという雨乞いの儀式。神前で、2人1組の踊り手は太鼓を内に向かい合い、浴衣に赤い襷(たすき)、一文字笠の姿で、両手に桐の木で作った「つろろ」と呼ばれる短いバチを持って踊ります。

野田雨乞笠おどり保存会が伝承

雨乞いの後、願いが叶って恵みの雨に喜んだ農民が、菅笠をかぶって踊り、喜びを表したのが起源と推測できます。
昭和17年(1942年)を最後に中断していましたが、昭和54年(1979年)から再び奉納されるようになり、昭和55年(1980年)3月15日、野田雨乞笠おどり保存会が伝統を継承しています(刈谷市の無形民俗文化財)。

吹き鳴らされる法螺貝(ほらがい)に合わせて踊り手が見せる所作にも趣があります。
踊りも順番があり、「場ならし」→「三拍子」→「ささら」→「綾」→「おさめ」が基本の順番。

野田八幡宮は、白鳳5年(676年)創建と伝えられる古社。
武神として武人の崇敬があつく、歴代の刈谷藩主の庇護を受けました。
『野田雨乞笠おどり』は、正徳2年(1712年)の『社家古文書』に記載されていますが、農作に関係して雨乞の願が多かったことがわかります。

野田八幡宮『野田雨乞笠おどり』|刈谷市|2024
開催日時 2024年8月25日(日)16:00頃~
所在地 愛知県刈谷市野田町東屋敷62
場所 野田八幡宮
関連HP 刈谷市観光協会公式ホームページ
電車・バスで JR野田新町駅から徒歩15分
駐車場 なし
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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