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松浦史料博物館

松浦史料博物館

長崎県平戸市、明治26年に建てられた第37代平戸藩主・松浦詮(まつらあきら)の住居(旧松浦家住宅)を再生したミュージアムが。土台の石垣は安土城の築城法である高石垣。平戸藩主・松浦家代々の秘蔵品を中心に展示していますが、必見はやはり南蛮貿易関連の史料です。

南蛮貿易に関する展示は必見!

天文19年(1550年)のポルトガル船の来港を皮切りに、平戸領主・松浦隆信(まつらたかのぶ)はこれを歓迎し、ポルトガルとの南蛮貿易を積極的に推進。
鉄砲や大砲、火薬、生糸、絹織物、香料、薬品を輸入し、銀や刀剣、漆器などを輸出したのです。
同時に、イエズス会宣教師フランシスコ・ザビエルは、鹿児島での布教を断られたことから、平戸に来訪、松浦隆信から布教活動を許されたこともあり、永禄5年(1562年)大村純忠が横瀬浦を開港するまで、ポルトガル船は毎年平戸に来航するようになったのです。

スペイン、オランダ、イギリスとも交易し、日本で最初の西欧貿易港として発展した松浦家に伝わる歴史史料は、平戸を知る上でぜひ見ておきたいもの。

豊臣秀吉のバテレン追放令(「豊臣秀吉キリシタン禁制定書」/長崎県の文化財)、9代藩主松浦静山が入手した地球儀・天球儀(長崎県の文化財)、『唐船之図』(長崎県の文化財)、大名婚礼調度品、日蘭貿易で得た貴重な資料など3万余点を収蔵、200点ほどを展示しています。


ミュージアムショップでは、ポルトガルグッズ、天球儀、外国人之図屏風、『百菓之図元本』から再現した菓子などユニークなグッズを販売。

併設の茶室「閑雲亭」では、茶道鎮信流で点てられたお茶、復元菓子の烏羽玉(うばたま)もしくはカスドースを味わうことができます。

平戸オランダ商館とのお得な共通入館券も用意され、平戸の歴史を学ぶには、共通入館券がおすすめです。

貿易を背景に戦国大名、そして藩主となった松浦家

平戸を領有した松浦氏は壇の浦合戦では平家の水軍として参戦し、蒙古襲来時も参戦するという水軍の歴史に始まります。
その勢力は、壱岐、五島列島にまで及んでいました。

室町時代の明との勘合貿易では船団を護衛する水軍として機能し、海外交易での経済発展、そして鉄砲などの調達で戦国大名としての地位を固めます。
貿易商人で後期和冦の頭とされる王直(おうちょく/本名は王鋥・おうとう)を平戸に招いたのも松浦氏(明の海禁政策を逃れ五島に来住していた王直を平戸に招いたことが、オランダ船入港の布石とも)。
天正15年(1587年)、豊臣秀吉の九州平定時に、松浦鎮信(まつらしげのぶ/平戸松浦氏26代当主)が領土を安堵され、関ヶ原の合戦では、徳川家康の疑念を招かないように建設途中の城の一部を焼却。
松浦鎮信は、平戸藩初代藩主となり、慶長8年(1603年)に江戸で家康に拝謁。
幕末の松浦詮に至るまで、12代にわたって平戸藩主を務めています。

松浦史料博物館
名称 松浦史料博物館/まつうらしりょうはくぶつかん
所在地 長崎県平戸市鏡川町12
関連HP 松浦史料博物館公式ホームページ
電車・バスで JR佐世保駅前から西肥自動車バス平戸桟橋行きで1時間25分、終点下車、徒歩5分
ドライブで 西九州自動車道佐世保みなとICから約37km
駐車場 15台/無料
問い合わせ 松浦史料博物館 TEL:0950-22-2236/FAX:0950-22-2281
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

平戸オランダ商館

平戸オランダ商館は、慶長14年(1609年)に江戸幕府から貿易を許可された東インド会社(VOC)が、平戸城主・松浦隆信(まつらたかのぶ)の導きによって平戸に設置した、東アジアにおける貿易拠点。現存する遺構はオランダ塀、オランダ井戸、埠頭、石

 

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