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カトリック大曽教会

カトリック大曽教会

長崎県新上五島町青方郷、五島列島・中通島(なかどおりじま)にある教会がカトリック大曽教会。キリシタン禁教令の厳しい頃に、大村藩の外海(そとめ)地方から五島へ逃れてきた信徒が、明治12年、大曽裏迫に天主堂を建立したのが始まりといい、現存する教会堂は大正5年築のレンガ造り。

方形の鐘塔と八角ドームが美しい教会

当時教会建築の第一人者だった鉄川与助(てつかわよすけ)の設計・施工で、堂々たる風格を漂わせる建築で、方形の鐘塔と八角ドームが美しくそびえています。
内部は三廊式でかまぼこ型のリブ・ヴォールト(Rib vault)天井を有し、ドイツ製のステンドグラスを嵌め込んでいます。
外壁に使われるレンガは、早岐(はいき/現・佐世保市早岐)で焼かれたもので、凹凸や色の違いを規則的に使用するなど、壁面の意匠にもこだわりが。

大曽地区は地区住民の100%がカトリック信徒で、昔ながらの信仰を中心とした生活のリズムが保たれています。
入江を見下ろす断崖の上にひっそりと佇む姿が印象的。
海岸から赤レンガ敷の階段を上ると、両手を広げたキリスト像が「労多くして重荷を負える者よ我がもとに来れ」という台座に刻まれた言葉とともに出迎えてくれます。

現役の教会なので、見学に際しては「教会見学時マナー」を守って見学を(献金箱に寄付を)。

明治12年築の旧教会堂は若松島の土井ノ浦に移築され、2度の大改修が実施されてはいますが、現在も内部は昔のままに残されています。

●写真掲載については長崎大司教区の許可をいただいています。
取材・画像協力/長崎県観光連盟

カトリック大曽教会
名称 カトリック大曽教会/かとりっくおおそきょうかい
所在地 長崎県南松浦郡新上五島町青方郷2151-2
関連HP 新上五島町観光物産協会公式ホームページ
電車・バスで 有川港から青方西肥バス奈良尾行きで20分、船崎バスセンター前で下車。西肥バス船崎行きに乗り換えて5分、大曽教会下車、徒歩3分
ドライブで 有川港から約8km
駐車場 20台/無料
問い合わせ 新上五島町観光物産協会 TEL:0959-42-0964/FAX:0959-42-0967
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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