サイトアイコン ニッポン旅マガジン

倉渕橋

倉渕橋

長崎県佐世保市世知原町を流れる佐々川の本流に架かる大正8年架橋の石造アーチ橋が倉渕橋(くらふちばし)。橋長は20.6mで、長崎県内の単一アーチ石橋では最長。ただし幅員は4.6mしかなく、架橋当時も馬車が橋の上ですれ違うことができませんでした。

単一アーチ石橋では長崎県で最長

佐々川上流域の世知原町には石橋が17基(アーチ橋16基、一枚岩橋1基)もある石橋の町。
優秀な石工の存在と豊富な石材があったことが多くの石橋が架橋された要因です。

世知原町の石橋の中でも、とくに規模が大きく、優美なのが倉渕橋。
倉渕橋は、輪石の厚さを底部からアーチ頂部にかけて次第に小さくし、頂点の要石をひと回り大きく目立たせた近代的な設計。
現在も長崎県道11号(佐世保日野松浦線)の橋として現役です。
橋の北側には国鉄世知原線(昭和46年12月26日廃止)の終着駅、世知原駅跡があり、石炭列車の発着駅として賑わっていました。

川岸まで降りるスロープが整備され、橋の下には釣り場や散策スペースが設けられています。
近くには世知原炭鉱資料館(旧松浦炭鉱事務所)があり、江戸時代に始まる松浦炭坑(昭和45年に閉山)の歴史などを紹介しています。

倉渕橋
名称 倉渕橋/くらふちばし
所在地 長崎県佐世保市世知原町矢櫃125-4地先
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

世知原炭鉱資料館(旧松浦炭鉱事務所)

長崎県佐世保市世知原町(せちばるちょう)にある昭和45年に閉山となった松浦炭鉱の歴史を紹介するミュージアムが世知原炭鉱資料館(旧松浦炭鉱事務所)。建物は松浦炭坑の事務所として建築されたもので、明治45年と明記された設計図があるので、大正初期

世知原吉井線自転車ロード(国鉄世知原線廃線跡)

長崎県佐世保市世知原町(せちばるちょう)と吉井町を結ぶ世知原吉井線自転車ロード。もともと明治29年に開業した松浦炭鉱鉄道、その後昭和11年には国鉄世知原線となり、石炭輸送に活躍、松浦炭鉱閉山の翌年、昭和46年12月26日に廃止された廃線跡を

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でニッポン旅マガジンをフォローしよう!

モバイルバージョンを終了