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猿岩

猿岩

長崎県壱岐市郷ノ浦町、壱岐の人気スポットのひとつが猿岩。高さ45mという玄武岩の海蝕崖で、地形図には柱ヶ本と併記されているのは、壱岐島誕生の神話で、海に漂う島を8本の柱で係留したうちの1本という伝承があるから。猿(猿岩)とキスシーンを撮影できることからインスタ映えするスポットとして人気を呼んでいます。

壱岐島を係留した八本柱のひとつとも

『古事記』の国生み神話では、5番目に誕生した伊伎島(いきのしま=壱岐島)。
誕生当初は移動する「生きの島」だったため、伊邪那岐命(いざなぎのみこと)、伊邪那美命(いざなみのみこと)は、8本の柱を島の周囲に立てて係留したのです。
猿岩、左京鼻(さきょうばな)は、その8本の柱のうちの2本だと伝えられています。
平安時代編纂の『延喜式神名帳』に記載される式内社は、西海道(九州)には107座98社ありますが、なんと壱岐には24座24社が鎮座する、神の島でもあり、そのシンボル的存在がこの猿岩なのです。

駐車場に隣接して壱岐市猿岩物産館「おさるのかご屋」も営業するほか、東洋一と言われた巨大な砲台が日本海を睨んでいた黒崎砲台跡があります。
また東側の唐船湾は、遣唐使が風待ちに使ったとも推測できる入江です(遣唐使のうち、当初の7回は壱岐、対馬を経て朝鮮半島西岸を北上して山東半島に到るルートをとっていました)。

猿岩
名称 猿岩/さるいわ
所在地 長崎県壱岐市郷ノ浦町新田触870地先
関連HP 壱岐市観光連盟公式ホームページ
ドライブで 郷ノ浦港から約11km
駐車場 10台/無料
問い合わせ 壱岐市観光連盟 TEL:0920-47-3700
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

黒崎砲台跡

長崎県壱岐市郷ノ浦町、壱岐の人気スポット猿岩近くにある昭和8年完成の砲台の跡が黒崎砲台跡。昭和3年から6年の歳月を費やし、対馬海峡を通過する艦船を攻撃するために戦艦「土佐」または巡洋戦艦「赤城」の主砲が据えられた砲台ですが、実戦で使用される

微笑むゴリラ岩

長崎県壱岐市郷ノ浦町、壱岐島の西端部、渡良半島先端の牧崎公園の景勝地、鬼の足跡近くにある奇岩が、微笑むゴリラ岩。鬼の足跡の北側にある玄武岩の大岩で、巨大なゴリラの横顔のように見えることからその名があります。黒崎半島にある壱岐のシンボル、猿岩

 

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