沖縄本島南端、沖縄戦跡国定公園の小さな岬が喜屋武岬(きやんみさき/糸満市)。突端、限界を意味する「きゃん」に喜屋武(きやん)という漢字を当てたもの。高さ50m内外の海食崖が続き、断崖の上には昭和47年建造の喜屋武埼灯台が建っています。東シナ海と太平洋が広がる絶景の地である岬一帯は喜屋武岬園地として整備されています。
沖縄戦の悲しい歴史を秘める沖縄本島、ほぼ最南端の岬
喜屋武岬一帯は、サンゴ礁地形で、台地の上は琉球石灰岩のカルスト地形。
岬の海岸には約6000年前の完新世サンゴ礁が分布し、沖縄戦跡国定公園に指定される美しい海岸線が続いています。
「喜屋武海岸及び荒崎海岸」として国の名勝・天然記念物に指定。
沖縄戦で米軍が読谷村の渡具知海岸から北谷海岸一帯に上陸し、多くの島民や日本兵は沖縄本島を南へと逃げました。
それでもついに追いつめられ、逃げ場を失い喜屋武岬から身を投げたという悲しい歴史の場所でもあり、「平和之塔」が立っています。
ちなみに「沖縄本島最南端」と称されますが、厳密には東側1kmに位置する荒崎が最南端。
また、喜屋武岬の西500mの位置にある具志川城跡は、中世(13世紀〜15世紀頃)のグスク。
喜屋武岬 | |
名称 | 喜屋武岬/きやんみさき |
所在地 | 沖縄県糸満市喜屋武 |
関連HP | 糸満市公式ホームページ |
電車・バスで | ゆいレール旭橋駅から徒歩3分の那覇バスターミナルから沖縄バス、琉球バス糸満線で30分、糸満バスターミナル下車、琉球バス南部循環線喜屋武廻りに乗り換え10分、喜屋武下車、徒歩20分 |
ドライブで | 那覇空港から約16.3km。または、那覇空港自動車道名嘉地ICから約12.1km |
駐車場 | 10台/無料 |
問い合わせ | 糸満市商工観光課 TEL:098-840-8111 |
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
取材・画像協力/沖縄観光コンベンションビューロー
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