首里城で歓会門(かんかいもん)が正門であるのに対し、「喜び誇る」の意から「ほこり御門(うじょう)」という別名のある久慶門(きゅうけいもん)は通用門として使われていた門で、おもに女性が出入りしていました。琉球王国の国王が寺院の参詣時や、浦添以北の地方へ行幸(ぎょこう)するときなどに使用されました。
現在は出口専用ですが、王城時代には通用門として機能
首里城壁北側にある石造アーチ門で、上に木造瓦葺きの櫓(やぐら)を載せています。
門の左手に「寒水川樋川」(すんがーひーじゃー)と呼ばれる湧水があります。
城内に降った雨が地下浸透し、ここで湧き出しています。
寒川井戸からあふれた水は、地下の石造りの排水溝を使って久慶門の下を通り、円鑑池、龍潭に流れる仕組みになっていました。
創建は尚真王代(しょうしんおう)時代の1477~1526年といわれており、現在の門は昭和58に復元されたもの。
現在は出口専用になっています。
首里城・久慶門 | |
名称 | 首里城・久慶門/しゅりじょう・きゅうけいもん |
所在地 | 沖縄県那覇市首里金城町1-2 |
関連HP | 首里城公園公式ホームページ |
電車・バスで | ゆいレール首里駅から徒歩12分 |
ドライブで | 沖縄自動車道那覇ICから約2.2km |
駐車場 | 首里杜館地下駐車場/有料 |
問い合わせ | 首里城公園管理センター TEL:098-886-2020 |
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