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瀬長島海中道路

瀬長島海中道路

沖縄県豊見城市、那覇空港近くにある瀬長島と沖縄本島を結ぶ道路が、瀬長島海中道路。沖縄戦で激しい艦砲射撃を受け、海軍砲台が破壊された瀬長島は、昭和21年、アメリカ軍に接収され、昭和47年からは那覇空軍・海軍補助施設の一部となりました。占領時に築かれた道路が、瀬長島海中道路です。

瀬長島を占領し弾薬庫を置いた米軍が築いたアクセス道路

戦前は神の島といわれ、瀬長グスクや瀬長ノ嶽、拝み所、子宝岩、井泉 (ガー)があり、昭和11年には「沖縄八勝」(沖縄日報社選定)に選定されるなどの風光明媚さで知られていましたが(島内にあった拝所や井泉は、豊見城警察署の隣にあるアカサチ森の下に瀬長区民によって移転しています)、沖縄戦の戦火で島の標高も44.2mから33.0mになるほどに改変され、戦後は昭和52年5月14日の返還(瀬長島及び瀬長島への海中道路部分16.5haを返還)まで米軍が保有していました。
海中道路が築かれたのは、離島だった瀬長島に海軍の弾薬庫を設けたから(そこに土地のあった住民も強制退去となりました/海軍弾薬庫は昭51年8月31日に島外へ移設)。

実は那覇空港も昭和50年に返還されるまでは空軍基地(那覇海軍航空施設)として米軍が保有していました(飛行場の施設管理権が航空自衛隊に全面移管されるのは昭和57年のこと)。

返還後の平成17年に、観光振興地域「エアウェイリゾート豊見城地域」に指定され、平成24年に「琉球温泉瀬長島ホテル」、平成27年8月に大規模商業施設「瀬長島ウミカジテラス」が開業、平成27年には沖縄戦の艦砲射撃で破壊された子宝岩も復元され、豊見城市も隣の楽園 ・瀬長島とPRする飛行場に近いリゾートアイランドに変貌しています。

瀬長島海中道路は、瀬長島・サンセットパーク展望台とともに那覇空港に離発着する飛行機の2大ビューポイントになっています。

瀬長島海中道路
名称 瀬長島海中道路/せながじまかいちゅうどうろ
所在地 沖縄県豊見城市瀬長
関連HP 豊見城市公式ホームページ
ドライブで 那覇空港から約5km
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

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