大阪府大阪市北区、阪急梅田駅前、HEP NAVIO横に建つ、ショップ、レストラン、アミューズメントパークなどが揃う複合商業施設HEP FIVE(ヘップファイブ)に併設された大観覧車がHEP FIVE観覧車。乗り場は建物の7階に位置し、観覧車の直径は約75m、真っ赤な大観覧車は梅田のシンボルにもなっています。
梅田で15分間の空中散歩を満喫!
HEPは、Hankyu Entertainment Parkの略。
FIVEは、阪急不動産、オーエス、東宝、コマ・スタジアム、阪急電鉄の5社によって設立された前身の商業ビル「阪急ファイブ」のこと(HEP FIVEは、阪急ファイブと梅田コマ劇場跡地に建ち、HEP NAVIOに隣接)。
そして観覧車の正式名は「FERRIS WHEEL」(フェリスホイール)です。
屋根の上を抜けた最上部の高さは約106mとなり、ビルの上に載ったゴンドラからは眼下に大阪の都心部を一望に。
晴れた日には明石海峡大橋、生駒山を望むことも可能で、夜は町並みのネオン街が見下ろすロマンチックなデートスポットとしても人気です。
1周約15分で、52台ある4人乗りゴンドラには冷暖房も完備し、音楽が流れます。
夜間にはコンピュータ制御された投光器によってライトアップを実施。
世界に先駆けて誕生した「ビルと一体化した観覧車」
かつてここに建っていた「阪急ファイブ」が建て替えの際、梅田エリアでの激しい顧客争奪戦(平成9年3月19日、阪神は「ハービスOSAKA」開業)を背景に「単にモノを売るだけの施設では客が集まらない」ということで、商業施設に「楽しさ」という付加価値を付けたHEP FIVEを平成10年にオープンさせたのです(平成18年に阪急と阪神は経営統合によりグループ化し、今では昔語りになりつつある、誕生のストーリー)。
阪急ファイブの来館者にアンケートをとったところ、男女とも「遊園地」が1位になり、観覧車を設置することになったのです。
ビルと一体化した観覧車は世界初で、竹中工務店が耐震・耐風の安全設計をじっくりと計算して建設しています。
冷房が完備するのも、窓を開けるようにすると落下物の危険があるから。
HEP FIVEの成功例は国内はもちろん、海外にも広がり、Singapore Flyer(シンガポール・フライヤー/竹中工務店と三菱商事が受注)も誕生しています。
HEP FIVE観覧車 | |
名称 | HEP FIVE観覧車/ヘップファイブかんらんしゃ |
所在地 | 大阪府大阪市北区角田町5-15 HEP FIVE7階 |
関連HP | HEP FIVE公式ホームページ |
電車・バスで | 阪急梅田駅から徒歩3分 |
ドライブで | 阪神高速池田線梅田出口から約1km |
駐車場 | なし/周辺の有料駐車場を利用 |
問い合わせ | HEP FIVE 総合インフォメーション TEL:06-6313-0501 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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