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千本松大橋

千本松大橋

大阪市を流れる木津川に架かる全長323.5m、大阪府道5号大阪港八尾線の橋が千本松大橋。大阪では珍しいループ橋で昭和48年に完成。3000トン級の貨物船が安全に航行できるように水面からの高さ33mが必要で、橋台部に2階式螺旋(らせん)状ランプウェイが造られています。その形状から地元では「めがね橋」という名も。

木津川に架かるループ橋

ループ部分の直径は75mもある。
3000トン級の貨物船の通行を可能とするため、橋桁が高くなったので、歩行者、自転車用の千本松渡船(「千本松の渡し」)が存続。
橋の脇には公営渡船である千本松渡船(「千本松の渡し」)が運航するので、歩行者や自転車はそちらの利用が多いのが特徴。

千本松大橋の周辺は文政12年(1829年)に開かれた南恩加島新田など江戸時代開発の新田で、天保3年(1832年)に諸国からやってくる北前船などの回船の航路確保のため870間の石堤が築かれ、堤上に植えられた松並木が千本松という地名の由来。

「洋々たる蒼海(そうかい)に築出せし松原の風景は彼の名に高き天橋立、三保の松原なども外ならずと覚ゆ」と『摂津名所図会大成』には記されています。

千本松大橋
名称 千本松大橋/せんぼんまつおおはし
所在地 大阪府大阪市大正区南恩加島3丁目・大阪市西成区南津守2丁目
関連HP 大阪市公式ホームページ
駐車場 なし
問い合わせ 大阪市建設局道路部橋梁課 TEL:06‐6615‐6818/FAX:06-6615‐6582
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

千本松渡船場

2018年9月22日

 

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