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落合下渡船場

落合下渡船場

大阪市に8航路残る公営渡船のひとつ。天保10年(1839年)の『大坂湊口新田細見図』にワタシと記される江戸時代から運航された木津川の渡し船が落合下渡船場(おちあいしもとせんば)。大正区平尾1丁目(平尾側桟橋)と西成区津守2丁目(津守側桟橋)の岸壁間の距離は138mで現在でも1日400人弱の利用者があります。

江戸時代からの歴史ある木津川の公営渡船

木津川には上流から落合上渡(大正区千島1丁目29〜西成区北津守3丁目12)、落合下渡(大正区平尾1丁目1〜西成区津守2丁目8)、千本松渡(大正区南恩加島1丁目12〜西成区南津守5丁目6)、木津川渡(大正区船町2丁目1〜住之江区平林北1丁目1)と4ヶ所の渡船が現存。

落合下渡船場は、両岸とも最寄りの公共交通機関は路線バスとなりますが、渡船自体は平日朝夕のラッシュタイムには1時間に6往復という本数の多さが特徴。
10月〜翌年4月には、数百羽のユリカモメが飛来します。

大正区側の平尾地区は明和8年(1771年)に開発された平尾新田がルーツ。
西成区側の津守地区には津守新田の産土神である津守神社が鎮座しています。
京の横井源左衛門と金原源兵衛が木津川の州を幕府から購入し、元禄11年(1698年)から3年がかりで開発した72町歩に及ぶ新田です(津守小学校の校庭のところが新田会所跡)。
金1250両を幕府へ上納、元禄15年(1702年)、幕府検地で「所有地」と認められ、津守新田と称するようになったもの。
神社は開発の当初に創建されたと推測されています。

落合下渡船場
名称 落合下渡船場/おちあいしもとせんば
所在地 大阪府大阪市大正区平尾1-1-26・西成区津守2-8-21
関連HP 大阪市公式ホームページ
電車・バスで 平尾側=JR・大阪メトロ大正駅大阪シティバスで小林公園前下車、徒歩3分
津守側=南海電鉄なんば駅から大阪シティバスで津守神社前下車、徒歩8分
駐車場 なし
問い合わせ 大阪市河川・渡船管理事務所 TEL:06‐6536-5295/FAX:06‐6536-5305
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

落合上渡船場

2018年9月22日

 

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