大阪府と兵庫県の境、大阪府能勢町にある長谷の棚田(ながたにのたなだ)は、「がま」と呼ぶ石組みで造られた独特の給排水設備を持つ歴史的な棚田です。もともと耕作地が少なかった土地だったので、石を組んで給排水設備を整えながら棚田を開いていったのです。農林水産省の「日本の棚田百選」に選定されています。
天水を利用するために石組みの「がま」を戦国時代末に構築
面積は5.9ha、平均勾配は1/5という急勾配(1/20以上が棚田と認定)で、天水を頼りに200枚ほどが築かれています(半数が水田、半数が休耕田)。
「がま」の構造は雨水が流れる急峻な谷川を石積みで囲い、その上に耕土を置いて棚田とした地下排水溝。
築造年代は戦国時代末期以前という歴史あるものです。
田植えは例年5月末から6月の上旬頃。
稲穂が黄金色に輝くのは例年9月上旬頃。
田んぼへの立ち入りは厳禁。
さらに農作業中の作業者のプライバシーに配慮して撮影するなど、マナーを守って見学を。
大阪府では千早赤阪村の下赤阪の棚田とこの長谷の棚田の2ヶ所が「日本の棚田百選」選定。
長谷の棚田 | |
名称 | 長谷の棚田/ながたにのたなだ |
所在地 | 大阪府豊能郡能勢町長谷653 |
関連HP | 能勢町公式ホームページ |
ドライブで | 新名神高速道路川西ICから約15km |
問い合わせ | 能勢町観光協会事務局 TEL:072-734-3241/FAX:072-734-3240 |
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