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千本松渡船場

千本松渡船場

大阪市に現存する河川や港の公営渡船のうち、木津川の千本松大橋(ループ橋)脇に残る渡し船が千本松渡船場。すぐ脇に千本松大橋(ループ橋)が開通していますが、橋桁部分まで上るのが大変という理由で完成後も渡し船が残され、1日平均して1000人弱の利用者があります。

千本松大橋のループ部分を眺める異色の公営渡船

千本松大橋のループ部分が目の前に!

大正区南恩加島1丁目(南恩加島側)と西成区南津守2丁目(南津守側)の間、岸壁間230mを結び、2隻の船が就航。

江戸時代には廻船が出入りで賑わったのが、この木津川河口部です。

天保3年(1832年)、防波堤の役目を期待して、大規模な石の堤が築かれ、その堤の上の松が植栽されたことが千本松という名の由来。
『摂津名所図会大成』に「右塘(つつみ)に数株の松を植列ぬるゆえに俗に木津川の千本松といふ洋々たる蒼海に築出せし松原の風景は彼の名に高き天橋立三保の松原などもほかならず覚ゆ・・・」と記された、美しい松原も今は面影すらありません。

千本松大橋は両端部が2階式螺旋状坂路(720度ループ)となるループ橋。
両岸のループをメガネに例えて、地元ではメガネ橋の愛称で呼ばれる千本松大橋の完成以降も、「高さ36m(ビル12階の高さに相当する)橋の上り下りは辛い」という地元の要望で千本松渡船は存続となり、1日平均して1000人弱の利用者がいる人気の渡船となっています。

平日朝夕のラッシュ時間帯には1時間に6往復運航。

千本松渡船場
名称 千本松渡船場/せんぼんまつとせん
所在地 大阪府大阪市大正区南恩加島1-11-1・西成区南津守2-4-88
関連HP 大阪市公式ホームページ
電車・バスで 南恩加島側=JR・大阪メトロ大正駅大阪シティバスで千本松橋西詰下車、徒歩約2分
南津守側=大阪メトロ住之江公園駅から大阪シティバスで南津守二丁目下車、徒歩5分
駐車場 なし
問い合わせ 大阪市河川・渡船管理事務所 TEL:06‐6536-5295/FAX:06‐6536-5305
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

千本松大橋

2018年9月23日

 

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