大阪府大阪市中央区道頓堀1丁目、道頓堀商店街に建つのが、大阪松竹座。一帯は、江戸時代に人形浄瑠璃の劇場「竹本座」、「豊竹座」、さらには「道頓堀五座」(浪花座、中座、角座、朝日座、弁天座)などのあった界隈で、大正12年に建てられた松竹系の劇場が、大阪松竹座です。
歌舞伎、新劇、松竹新喜劇を上演
日本初の鉄骨・鉄筋コンクリートの映画館として、まだまだコンクリートが高価で貴重だった大正12年5月17日に開場。
大林組の設計技師・木村得三郎(きむらとくさぶろう=現存する建築物では京都の先斗町歌舞練場があります)がイタリア・ミラノのスカラ座をモデルに設計したもので、正面玄関のネオルネッサンス様式のアーチが印象的。
大正時代〜昭和初期には商都大阪の文化の拠点、シンボル的な存在でした。
戦前は映画館だけでなく、大阪松竹少女歌劇団 (OSSK) のレビューにも使われました。
第二次世界大戦後は松竹映画の封切館となりますが、平成6年5月8日の『風と共に去りぬ』の上映を最後に、映画館としての役割を終え、それ以降は、外観は昔のイメージを残しながら、最新設備を備えた劇場として新装し、歌舞伎、新劇、松竹新喜劇などの劇場となっています。
OSK日本歌劇団の『春のおどり』も恒例行事です。
座席数は、1階553席、2階282席、3階198席、幕見席(好きな幕だけを気軽に鑑賞できる席、発券しない場合も)12席の合計1033席。
チケットは、「チケットWeb松竹」で購入が可能です。
松竹が運営する劇場は、東京の歌舞伎座、新橋演舞場、京都の南座、そして大阪松竹座の4ヶ所です。
大阪松竹座 | |
名称 | 大阪松竹座/おおさかしょうちくざ |
所在地 | 大阪府大阪市中央区道頓堀1-9-19 |
関連HP | 松竹公式ホームページ |
電車・バスで | Osaka Metroなんば駅から徒歩1分 |
駐車場 | 周辺の有料駐車場を利用 |
問い合わせ | 大阪松竹座 TEL:06-6214-2211 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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