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太秦高塚古墳

太秦高塚古墳

大阪府寝屋川市太秦高塚町にある墳丘長37m、高さ5mの円墳が、太秦高塚古墳(ずまさたかつかこふん)。秦・太秦の丘陵上に所在する太秦古墳群で、唯一現存する古墳です。出土した埴輪や土器、鉄鏃、鐙(あぶみ)などから、5世紀後半に築かれた古墳であることが判明しています。

渡来系の騎馬術を先駆けて取り入れた武人の墓

一帯は、平成13年度に寝屋川市制施行50周年記念事業として復元整備が行なわれ、平成14年4月1日、太秦高塚古墳公園として開園しています。
円墳は2段で、幅2.5mの1段目の平坦部(テラス)、造り出し部には、円筒埴輪列があったことも判明、1段目には復元した埴輪350本が並んでいます。
造り出し部分からは、人物・家・盾・鶏・水鳥などの形をした象形埴輪が出土し、何らかの儀式に用いられたものだと推測できます。
斜面の部分の葺石は見つかっておらず、葺石は使われていません。

出土した埴輪や須恵器の特徴から、古墳時代中期後半(5世紀後半)の築造とされ、同時期では北河内地域最大級の規模を誇っています。

古代寝屋川市周辺では、5世紀中ごろから河内湖畔を利用して牧(まき=牧場)が営まれ、渡来人が暮らしていたことがわかっています。
鐙なども出土していることから、この地域で活躍した渡来系の騎馬術を先駆けて取り入れた武人の墓と推定されています。

太秦高塚古墳
名称 太秦高塚古墳/うずまさたかつかこふん
所在地 大阪府寝屋川市太秦高塚町1-35
関連HP 寝屋川市公式ホームページ
電車・バスで JR寝屋川公園駅から徒歩25分
ドライブで 第二京阪道路寝屋川北ICから約2.5km
問い合わせ 寝屋川市文化スポーツ室 TEL:072‐824‐1181
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

石宝殿古墳

大阪府寝屋川市打上元町、国の史跡に指定される古墳が、石宝殿古墳(いしのほうでんこふん)。古墳時代終末期に築造された北河内唯一の古墳で、生駒山地から派生する丘陵の南斜面に築かれています。巨大な口を開ける横口式石槨(せつかく=石室)が、その名の

 

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