大阪府堺市堺区、大仙陵古墳(仁徳天皇陵)の西側中央、三重濠の外濠が膨れた部分(木々が茂る丸い島)にあるのが、樋の谷古墳。直径47m、高さ2.8mの不整形な塚で、宮内庁は仁徳天皇陵の陪冢(ばいちょう)として、「仁徳天皇陵陪塚丙号」としています。
濠を浚渫した時の盛り土の可能性も
大仙陵古墳(仁徳天皇陵)造営の際、濠を浚渫した時の土を盛ったものともいわれ、古墳かどうかは疑問視されています。
そのため、陪塚として宮内庁が管理しているものの、世界遺産「百舌鳥・古市古墳群」の構成資産からは外れています。
ただし、ここだけ突出しているのはやはり陪冢という可能性もあり、北側には丸保山古墳(宮内庁「仁徳天皇陵陪塚へ号飛地」)があるため、古墳である可能性も残されています。
宮内庁の陵墓図の本陵面積(46万4123平方メートル)には、甲号(茶山古墳)、乙号(大安寺山古墳)、丙号(樋の谷古墳)が含まれ、本陵の一部ということに。
樋の谷古墳 | |
名称 | 樋の谷古墳/ひのたにこふん |
所在地 | 大阪府堺市堺区南丸保園・大仙町 |
関連HP | 堺観光コンベンション協会公式ホームページ |
電車・バスで | JR・南海電鉄三国ヶ丘駅、南海電鉄堺東駅から徒歩20分 |
ドライブで | 阪神高速15号堺線堺出口から約5km |
駐車場 | 大仙公園第1駐車場(127台/有料)・第2駐車場(149台/有料)・第3駐車場(98台/有料) |
問い合わせ | 堺市文化観光局文化部文化財課 TEL:072-228-7198/FAX:072-228-7228 |
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