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古室山古墳

古室山古墳

大阪府藤井寺市古室2丁目にある古市古墳群の古墳が、古室山古墳(こむろやまこふん)。藤井寺市にある前方後円墳16基のひとつで、世界文化遺産「百舌鳥・古市古墳群」の構成資産にもなっています。後円部頂上の標高は、39mという高所(比高15m)に位置しており、古代には眺めも優れていたと推測できます。

墳丘に立つことのできる前方後円墳

墳丘長は150mありますが、ヤマト王権の大王墓たる巨大古墳が多い百舌鳥・古市古墳群では、中規模の古墳ということになります。
墳丘の斜面には葺石が配され、テラスには円筒埴輪が並ぶ、さらには家型、盾・冑形などの形象埴輪も確認されています。

埋葬施設は定かでありませんが、後円部の頂上に板状の石材があることから竪穴式石槨だった可能性があります。

築造時期は、4世紀末〜5世紀初頭と古市古墳群では津堂城山古墳(墳丘長208m)とともに、最も早期に築かれた古墳のひとつです。
津堂城山古墳の方がひと回り大きいことから、古代の権力構造では、津堂城山古墳の埋葬者のほうが上位にいたことがわかります(津堂城山古墳の被葬者が、4世紀末〜5世紀初頭の権力構造のトップに立つ権力者)。

古室山古墳
名称 古室山古墳/こむろやまこふん
所在地 大阪府藤井寺市古室2-3-45
関連HP 藤井寺市公式ホームページ
電車・バスで 近鉄土師ノ里駅から徒歩10分
ドライブで 西名阪自動車道藤井寺ICから約2km
駐車場 周辺の有料駐車場を利用
問い合わせ 藤井寺市教育委員会事務局文化財保護課 TEL:072-939-1419
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

仲姫命陵古墳(仲津山古墳)

大阪府の羽曳野市と藤井寺市にまたがる古市古墳群のうち、日本第2の巨大な古墳、誉田御廟山古墳(応神天皇陵)に次いで大きい墳丘長290m、日本9位の古墳が仲姫命陵古墳(なかつひめのみことりょうこふん=仲津山古墳)。藤井寺市内にある古墳としては最

 

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