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お旅まつり|小松市|2024

お旅まつり|小松市

2024年5月10日(金)~5月12日(日)、石川県小松市で『お旅まつり』が開催されます。莵橋神社(うはしじんじゃ)、本折日吉神社(もとおりひよしじんじゃ)の春季例大祭で、小松市最大の祭り。神輿が町の中を回ることを「旅」をするといい、お旅まつりという名前が付いています。豪華絢爛な曳山(ひきやま)と可憐な子供歌舞伎が有名。

加賀文化が祭りとなって結集するのが『お旅まつり』

お旅まつりで上演される「子供歌舞伎」

加賀藩第2代藩主(加賀前田家3代)の前田利常(まえだとしつね=徳川秀忠の娘・珠姫が正室)にゆかりがあり、17世紀中頃から始まったという歴史ある祭礼です。
前田利常は、八条宮別業(桂離宮)の造営に尽力したのを機に、加賀への京風文化の移入に尽力し、「加賀ルネサンス」と呼ばれる華麗な文化を開花させ、さらには美術・工芸・芸能など、文化の育成にも精力を注いだ名君です。

そんな加賀文化が祭りとなって結集するのが『お旅まつり』。
曳山で演じる「子供歌舞伎」、ライトアップされて黄金色に輝く曳山が見事な「曳山曳揃え」は必見です。

『お旅まつり』の華でもある曳山は、明和3年(1766年)、近江長浜(現・滋賀県長浜市)の曳山を模して造られたといわれています。
安永5年(1776年)には、長浜から古い曳山を買い受け、小松独自の高楼式に改良。
曳山の上で「子供歌舞伎」を演じることができるのも、その高楼のおかげなのです。
江戸時代建造の曳山は、現在8基が現役で活躍しています。

250年もの歴史を有するのが「子供歌舞伎」。
当番町で、その年の役者に選ばれた子供たちは、3ヶ月前から台詞(せりふ)を覚え、1ヶ月前から歌舞伎の師匠と毎日のように稽古を重ねます。
上演は3日間にわたり、市内各所で行なわれます。

5月10日(金)~5月12日(日)曳山子供歌舞伎上演
5月11日(土)18:30~21:00   曳山曳揃え(細工町交差点)

お旅まつり|小松市|2024
開催日時 2024年5月10日(金)~5月12日(日)
所在地 石川県小松市
場所 小松市中心市街地
関連HP 小松市公式ホームページ
電車・バスで JR小松駅から徒歩5分
ドライブで 北陸自動車道小松ICから約3.5km
駐車場 市役所駐車場(無料)、武道館駐車場(無料)、運動公園駐車場(無料)、総合体育館駐車場(無料)など
問い合わせ 小松市観光文化課 TEL:0761-24-8076/FAX:0761-23-6404
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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