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秩父華厳の滝

秩父華厳の滝

埼玉県秩父郡皆野町、札所34番の水潜寺近くに落ちる落差12mの滝が秩父華厳の滝(ちちぶけごんのたき)。秩父帯の硬い赤色の岩石(チャート)に懸かる美しい直瀑で、その姿が日光の華厳滝に似ているのが名の由来です。上空滝(かみそらたき)、不動滝とともに日野沢三滝に数えられ、秩父華厳の滝と上空滝を巡る遊歩道も整備されています。

日本列島の誕生の縮図が凝縮される滝

散策路を使って滝上に出ると不動明王が鎮座しますが、昭和48年に秩父市在住の左官屋が築いた像です。

滝水が流れ落ちる岩盤(チャート)は、放散虫というプランクトンの遺骸もしくは骨格(ケイ酸)が深海底で堆積したもの。
秩父帯と呼ばれるチャートは、太平洋プレート(海洋プレート)の大陸プレートの下への沈み込みに伴い、堆積物が剥ぎ取られて大陸プレートに押し付けられた(付加された)付加体で、実は日本列島はこの付加体の集積です(アジア大陸の縁で太平洋に向かって成長した付加体が日本列島)。

つまりは、2億年前~1.5億年前の中生代ジュラ紀に、陸側プレートに付け加わって大陸プレート側の一部になったものが秩父帯と呼ばれるチャートで、日本列島の誕生の仕組みがこの小さな滝に凝縮されているともいえるのです。

日野沢川沿いでは小さい石灰岩や大きなチャートのブロックが泥岩のなかに混じる「メランジュ」(混在岩)が観察できますが、プレートが海溝にもぐりこむ時に、バラバラになって泥と混ざってできたもの。

ダイナミックな地質が観察できることからジオパーク秩父のジオサイトにもなっています。

秩父華厳の滝入口の駐車場に観光トイレも整備。
駐車場から徒歩5分ほどで秩父華厳の滝に到達し、さらに徒歩20分(800m)で、上空滝(落差10m)。
不動滝は、奈良尾集落に落ちる滝で、その名の通り不動明王が祀られ、修験者が滝行に使った滝です。

秩父華厳の滝入口には、「秩父華厳の滝茶屋」も営業し、ソフトジェラートなどを味わうことができます。

秩父華厳の滝
名称 秩父華厳の滝/ちちぶけごんのたき
所在地 埼玉県秩父郡皆野町下日野沢
関連HP 皆野町観光協会公式ホームページ
電車・バスで 秩父鉄道皆野駅から町営バスで20分、秩父華厳前下車
ドライブで 関越自動車道花園ICから約23km
駐車場 10台/無料
問い合わせ 皆野町観光協会 TEL:0494-62-1462
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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