埼玉県比企郡嵐山町にある菅谷館(すがややかた)は、鎌倉幕府の御家人・畠山重忠(はたけやましげただ)の居館跡といわれていますが、現存する遺構は、戦国時代の城郭で、続日本100名城にも選定。その解説をする施設が菅谷館に建つ、埼玉県立嵐山史跡の博物館です。
畠山重忠のロボットが展示室入口で出迎えてくれる
「中世の城と武士の博物館」というように、展示は畠山重忠の紹介、鎌倉街道上道と都幾川が交差する交通の要所として栄えた菅谷など秩父氏の本拠だった嵐山町、そして比企城館跡群として国の史跡に指定される菅谷館、杉山城、小倉城、松山城を詳しく解説。
さらに中世には、板碑(いたび)、五輪塔、宝篋印塔(ほうきょういんとう)などの造塔供養が盛んに行なわれましたが、死者の供養のために建立された実物の板碑を展示し、中世の宗教観にも知ることができます。
鎌倉武士の本貫地である埼玉県は、日本一板碑の多いエリアです。
埼玉県立嵐山史跡の博物館 | |
名称 | 埼玉県立嵐山史跡の博物館/さいたまけんりつらんざんしせきのはくぶつかん |
所在地 | 埼玉県比企郡嵐山町菅谷757 |
関連HP | 埼玉県立嵐山史跡の博物館公式ホームページ |
電車・バスで | 東武武蔵嵐山駅から徒歩15分 |
ドライブで | 関越自動車道東松山ICから約7km |
駐車場 | 20台/無料 |
問い合わせ | 埼玉県立嵐山史跡の博物館 TEL:0493-62-5896/FAX:0493-61-1060 |
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