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世界文化遺産に登録の仙巌園前に、JR仙巌園駅誕生!

仙巌園駅

世界文化遺産「明治日本の産業革命遺産」の構成資産となる旧集成館の遺構のひとつが、鹿児島県鹿児島市の仙巌園(せんがんえん)。JR日豊本線が目の前を通ることから、地元では新駅設置の要望もあり、2025年3月15日(土)のダイヤ改正に合わせて仙巌園駅の開業が決まりました。

鹿児島中央駅から7分ほどの列車移動で到達が可能に!

仙巌園駅のイメージ(磯新駅設置協議会作成)

2017年、鹿児島市内磯地区(仙巌園前)に新駅を作ろうというJR「磯新駅」プロジェクトが地元鹿児島市の主導でスタート。
2020年に鹿児島経済同友会、鹿児島県中小企業団体中央会、鹿児島県経営者協会、島津興業、鹿児島市などによる磯新駅設置協議会が発足、2024年度の新駅開業を目指しましたが、ギリギリで2024年度内に開業が実現することになりました。

世界文化遺産の構成資産であるだけでなく、仙巌園は薩摩藩主・島津家が築いた大名庭園・別邸であることから、「仙巌園附花倉御仮屋庭園」として国の名勝にも指定され、桜島を眺める風光明媚な景観でも知られています。

磯新駅設置協議会の新駅設置コンセプトは、「歴史と、自然と、人と、優しくつながる駅」。
駅近くには磯海水浴場もあり夏は海水浴客の利用も想定されます。
鉄道利用者が増えることで、駐車場不足などで道路が慢性的に渋滞することも軽減される効果が期待されています。

駅が建設されるのは、現在の仙厳園前停留所の場所で、石造倉庫の基礎なども見つかっているため、地中の埋蔵文化財を傷めない工法で基礎工事が行なわれています。
日豊本線鹿児島駅からは2.1km、竜ヶ水駅からは4.8kmの距離があり、鹿児島中央駅からも7分ほどで到着する計算です。

ちなみに、旧集成館として世界文化遺産に登録されるのは、旧集成館反射炉跡、旧集成館機械工場、旧鹿児島紡績所技師館です。

世界文化遺産に登録の仙巌園前に、JR仙巌園駅誕生!
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仙巌園・磯御殿

万治元年(1658年)、第19代当主で薩摩藩第2代藩主の島津光久(しまづ みつひさ)によって造園された仙巌園。島津家の別邸として利用された磯御殿は、見事な書院造り。明治21年からは焼失した鹿児島城に代わり、島津忠義公爵一家の住まいとなってい

仙巌園(磯庭園)

万治元年(1658年)に島津家19代、薩摩藩第2代藩主・島津光久(しまづ みつひさ)が別邸として造園した庭園が仙巌園で、通称「磯庭園」。園内には奇岩奇石が多く、中国江西省・龍虎山の仙巌に似ていることから「仙巌園」と名付けられました。琉球王国

 

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