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島原精霊流し

島原精霊流し

長崎県内を中心に行なわれる『精霊流し』ですが、毎年8月15日には島原市でも『島原精霊流し』が行なわれています。実際に海に流さない長崎市とは異なり、切り子灯篭(きりことうろう)にロウソクを灯した精霊船(竹と麦藁を使って手作り)を有明海に流すという昔ながらの伝統が保たれています。

江戸時代に始まり300年以上の歴史を誇る盂蘭盆の伝統行事

キリシタン弾圧として有名な島原の乱後、肥前島原藩の藩主となっり、島原を見事に復興させた高力忠房(こうりきただふさ)は人々の心の安定化を図るため、神社や寺を再建し、 仏教の興隆に力を注ぎました。
祖先の御霊(みたま)を祀り、その冥福を祈る盂蘭盆会(うらぼんえ)もそのひとつで、文化8年(1811年)の『島原藩御触類集』にも 「鉄砲町にて藁船を造り、聖霊送り、諫早門下へ送り流し候節、三味線等持参、明方迄も酒宴に及び候趣相聞き、宜しからざる段、御沙汰の事」と、盆の先祖送りにかこつけて酒宴を明け方まで開いていることから、好ましくないことだと記しています。

8月15日の夕刻(19:00〜)、初盆を迎えた家から出された切り子灯篭を精霊船に飾り、南無阿弥陀仏(なむあみだぶつ)の転訛という「ナマイドー、ナマイドー」という掛け声で練り歩き、要所で練り回しをしながら流し場へと運び、有明海へと流されます。

見学場所は、ホテル白山前(白山地区)、猛島神社(森岳地区)、霊丘公園(霊丘地区)など。
酒井外科胃腸科医院前交差点~山﨑産婦人科医院北側には交通規制が実施されます。

流し場は、白山地区は湊新地海岸(湊新地流し場)、森岳地区が猛島海岸、霊丘地区が霊丘公園海岸。

島原精霊流し
開催日時 8月15日19:00〜
場所 長崎県島原市
関連HP 島原市公式ホームページ
電車・バスで 島原鉄道島原駅から徒歩5分
駐車場 なし
問い合わせ 島原市しまばら観光おもてなし課 TEL:0957-63-1111/FAX:0957-62-8006
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

取材・画像協力/(一社)長崎県観光連盟

精霊流し(長崎市)

2018年8月9日

 

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