静岡県屈指の紅葉名所、寸又峡(すまたきょう/静岡県榛原郡川根本町)、2024年も11月20日頃には紅葉の見頃となりそうですが、例年、橋をわたるのに待ち時間が必要となるような「夢の吊り橋」もガラガラ。実は寸又峡プロムナードコースが9月の落石で一時通行止めなり、復旧後も客足が回復していないのです。
今年の寸又峡は狙い目
例年、紅葉シーズンになると、大人気の「夢の吊り橋」には渡るのに2時間から3時間待ちという大渋滞が発生します。
2024年は9月18日に「夢の吊り橋」へと続く遊歩道「寸又峡プロムナードコース」に落石があり、通行止めに。
10月18日朝に1ヶ月ぶりに開通となりましたが(現場に警備員を配置し、安全確認をしながらの通行)、客足は回復していません。
落石で通行不能というニュースは全国紙にも掲載されましたが、開通したという報道は地元紙だけということもあって、開通を知らない人も多いと推測されますが、開通後にも「また落ちてきたら大変」と二の足を踏む人が多く、旅館の予約も例年よりは大幅にダウン。
さらに10月に接阻湖で発生したSUPの事故(ボードの上に立ってパドルを漕いでいた50代の夫婦が溺れて死亡)も影を落としています。
「東日本大震災以来の危機的な状況」となげく宿の経営者も。
寸又峡プロムナードコースは、2024年11月1日(金)〜12月1日(日)の間は、7:00〜17:00に通行可能(17:00に施錠)。
「寸又峡の夕暮れは早く、16:00を過ぎれば遊歩道も暗くなってしまいます。16:00までに渡り、お帰りください」(寸又峡美女づくりの湯観光事業協同組合)と呼びかけています。
渋滞がなくてもゲートから「夢の吊り橋」を周遊すると所要は1時間30分ほど必要に。
時間にはゆとりをもっての行動が必要です。
「翠紅苑」、「湯屋飛龍の宿」など寸又峡温泉の宿も、紅葉シーズンでも「まだ空きがあります」とのことなので、今年の寸又峡は狙い目ということに!
寸又峡「夢の吊り橋」、紅葉の見頃を迎えつつも、今年はガラガラ! | |
所在地 | 静岡県榛原郡川根本町千頭 |
場所 | 夢の吊り橋 |
電車・バスで | 大井川鐵道奥泉駅から大鉄バス寸又峡温泉行きで40分、終点下車、徒歩30分 |
ドライブで | 新東名高速道路静岡スマートICから約45㎞ |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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