「九州の小京都」といわれる佐賀県小城市。小城藩初代藩主の鍋島元茂(なべしまもとしげ)、2代・鍋島直能(なべしまなおよし)が桜を植え茶屋を築いたのが始まりという歴史ある公園が、小城公園(おぎこうえん)。明治8年、佐賀県で最初の公園(当時の公園名は「桜岡公園」)に指定された公園です。
毎年3月下旬〜4月上旬には桜まつりで賑わう
鍋島直能は、桜を植栽した小高い丘を「桜岡」と命名。
隠居後の天和4年(1684年)には南麓に庭園「自楽園」を築き、3代藩主・鍋島元武(なべしまもとたけ)の時代から小城藩の藩邸となっています。
昭和26年、自楽園を所有していた鍋島家が、小城市に寄贈、公園に編入され、桜の名所に庭園が加わりました。
春には3000本の桜、初夏には2万5000株のツツジが咲き誇りますが、桜の美しさは朝廷の耳にも届いたといわれるほどで、「日本さくら名所100選」、「日本の歴史公園100選」にも選定されています。
桜の見頃(花見期間中)には18:00〜21:00の間、ライトアップも実施。
また、およそ30畳の大きさの角槇(かくまき)も必見。
樹齢350年ともいわれる犬槇(いぬまき)の古木を四角に刈り込んだもので、その大きさに驚かされます。
園内にある岡山神社は、7代藩主・鍋島直愈(なべしまなおます)が藩祖・鍋島元茂を国武明神、2代藩主・鍋島直能を矛治明神として祀ったことに始まる社。
烏森稲荷神社は、江戸・幸橋の小城藩邸内にあった烏森稲荷を勧請し、3代藩主・鍋島元武の創建。
桜岡の頂部には、全長46mの前方後円墳、茶筅塚古墳(ちゃせんづかこふん)があり、佐賀県では最古級の前方後円墳となっています。
小城公園 | |
名称 | 小城公園/おぎこうえん |
所在地 | 佐賀県小城市小城町185 |
関連HP | 小城市公式ホームページ |
電車・バスで | JR小城駅から徒歩5分 |
ドライブで | 長崎自動車道多久ICから約8kmで小城公園駐車場 |
駐車場 | 小城公園駐車場(200台/無料) |
問い合わせ | 小城市商工観光課 TEL:0952-37-6129 |
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