江戸時代、東海道の宿場町として栄えた由比(現・静岡市清水区由比)。往時には、本陣、脇本陣を中心に、旅籠(はたご)が建ち並んでいたという。東海道筋のなかで由比は、本陣の敷地が唯一当時のままに残されている地。残念ながら本陣の遺構は残されていませんが、本陣の跡地一帯は、由比本陣公園として整備されています。
由比本陣の跡地を整備した憩いの場
正門、石垣、由比本陣記念館を兼ねた離れ館の「御幸亭」などが復元され、小堀遠州作と伝えられる庭も見事。
敷地内には、ビジターセンターである東海道由比宿交流館、歌川広重の作品を展示する「東海道広重美術館」も建っています。
江戸から数えて16番目の宿場である由比宿は、幕末の天保14年(1843年)には本陣1軒、脇本陣1軒、旅籠屋32軒、宿内家数は160軒、人口は730人(『東海道宿村大概帳』による)で、東海道五十三次では最も小さな宿場のひとつでした。
由比本陣公園 | |
名称 | 由比本陣公園/ゆいほんじんこうえん |
所在地 | 静岡県静岡市清水区由比297-1 |
関連HP | 由比本陣公園公式ホームページ |
電車・バスで | JR由比駅からタクシーで5分 |
ドライブで | 東名高速道路富士川スマートICから約9.5㎞、清水ICから約13km、または、新東名高速道路新清水ICから約20㎞ |
駐車場 | 21台/無料 |
問い合わせ | 東海道由比宿交流館 TEL:054-375-5166 |
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