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重要文化財中村家住宅

重要文化財中村家住宅

静岡県浜松市西区雄踏町にある寄棟造り(よせむねづくり)葦葺き(よしぶき)平屋建ての建物が、国の重要文化財に指定される重要文化財中村家住宅。中村家は戦国時代、今川氏の時代には、浜名湖の軍船を支配したという家柄で、現存する建物は、貞享5年(1688年)頃の築。

家康の子・結城秀康がこの地で誕生とも

中村家古文書から、寛政4年(1792年)には棟が瓦葺きであったことも確認されています。

中村家は、大和・唐院城(奈良県川西町)の城主として南朝に仕え、大和国の中村郷に住んでいましたが、文明13年(1481年)、駿河国守護・今川義忠(いまがわよしただ=今川義元の祖父)に招かれ、文明15年(1483年)に宇布見に屋敷を構えています。

永禄11年(1568年)の徳川家康の遠州入国時には、船を出して出迎え、徳川時代になっても、今切軍船兵糧奉行や代官を務めています。

天正2年(1574年)には、徳川家康の側室・お万の方(於万の方=三河国知鯉鮒、現在の愛知県知立市出身、浜松城に居住)が家康の第二子である於義丸(おぎまる=後の越前国北ノ庄藩初代藩主・結城秀康)を中村家の屋敷で出産し、その時の胞衣(えな)を埋めたと伝わる胞衣塚があり、塚上の梅の木は徳川家康のお手植えとも伝えられています(現存する梅の木は後世の植え替え)。

重要文化財中村家住宅
名称 重要文化財中村家住宅/じゅうようぶんかざいなかむらけじゅうたく
所在地 静岡県浜松市西区雄踏町宇布見4912-1
関連HP 浜松市公式ホームページ
電車・バスで JR舞阪駅から徒歩25分
ドライブで 東名高速道路浜松西ICから約10km
駐車場 20台/無料
問い合わせ 重要文化財中村家住宅 TEL:053-596-5585/FAX:053-596-5585
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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