静岡県伊東市、伊豆海洋公園と八幡野港を結ぶ城ヶ崎自然研究路途中の、自然観察のポイントが、いがいが根。城ヶ崎海岸は4000年前の大室山の爆発で流出した溶岩流で形成される岩場の海岸ですが、は溶岩流が平たくテーブル状に広がっているのが、いがいが根です。
テーブル状に広がる溶岩流の表面が「いがいが」
いがいが根の「いがいが」とは、テーブル状に広がる溶岩の表面が、「いがいが」していることに由来。
これは、溶岩が流れる際に、先に冷え固まった溶岩流の表面が砕かれてできたクリンカー(clinker=表面をごつごつした岩塊、火山砕屑岩)が「いがいが」しているため。
クリンカーで表面を覆われた玄武岩溶岩をアア溶岩(aa lava)と呼ばれていますが、その典型例です(揮発性成分をたくさんもったマグマが噴出する噴火初期に形成されることが一般的)。
城ヶ崎自然研究路を全部歩くのは、半日がかりとなるので、いがいがねだけを探勝する場合は、いがいがね駐車場(トイレも完備)に車を入れ、徒歩10分というのがお手軽コース。
いがいが根は、比較的に溶岩台地の標高が低いため、波食の影響を受け、崖の端は崩落の危険があるので、海岸に近づかないように注意を。
高潮や高波の際などにも注意が必要です。
いがいが根は、伊豆半島ジオパークのジオサイトにもなっています。
いがいが根 | |
名称 | いがいが根/いがいがね |
所在地 | 静岡県伊東市八幡野 |
関連HP | 伊豆半島ジオパーク推進協議会公式ホームページ |
電車・バスで | 伊豆急行線城ヶ崎海岸駅から徒歩20分、伊豆高原駅から徒歩30分 |
ドライブで | 西湘バイパス石橋ICから約54km |
駐車場 | いがいが根駐車場(20台/無料) |
問い合わせ | 伊東市観光案内所 TEL:0557-37-6105/FAX:0557-37-6300 |
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