静岡県静岡市葵区、静岡庁舎新館・葵区役所前の郵便ポストが、静岡市の観光交流人口の増加を目的としたプロジェクト「静岡市プラモデル化計画」第1弾で、令和3年3月19日にプラモニュメント(プラモデル型郵便ポスト)に大変身。プラモ型の郵便ポストですが、実際に投函することができます。
ポストがプラモデルのランナー型に!
静岡市内には、機動戦士ガンダムのプラモデルで知られるバンダイスピリッツの主力工場も静岡市葵区に立地するなど、バンダイ、タミヤ(田宮模型)、青島文化教材社など世界的にも有名なプラモデルメーカーの本社、工場があり、プラモデル出荷額183億4300万円(平成29年)とプラモデルの国内生産の8割以上を占める「プラモデルの町」。
徳川家康が余生を過ごす地と選んだ駿府(静岡市)には、久能山東照宮の建築などもあって、江戸時代に全国から木工職人が集まり定住した歴史的背景があり、木製の模型製造が盛んでした。
第二次世界大戦後、アメリカ製プラモデルの輸入が始まると、素材も木からプラスチックへの転換が進み、国内模型産業を牽引する生産地へと発展したのです。
「模型の世界首都 静岡」をPRするため、博報堂グループ(博報堂ケトル、静岡博報堂)と連携して、市内各地にプラモニュメントが設置が進んでいますが、その第1弾として日本郵便と協力し、静岡市役所敷地内の郵便ポストをプラモデル型に変身させたもの。
「いつも使っているあの赤いポストが、もしプラモデルだったら?」という発想から、ランナーに分解された郵便ポストが誕生。
「実際のポストを分解してプラモデルのランナー型にリザイン(再設計)、製作」と、デザインを担当した博報堂ケトルクリエイティブディレクター・畑中翔太さん。
「(プラモデルを)静岡市を世界に発信をしていくシティプロモーションの大きな素材にしていきたい」(田辺信宏静岡市長)ということで、まずはこの郵便ポストが第1弾です。
令和3年3月19日には、JR静岡駅南口に「模型の世界首都 静岡」の文字がプラモになったモニュメントも設置されたほか、令和4年3月13日にはJR静岡駅コンコースにプラモニュメントの公衆電話も登場しています。
プラモニュメント(プラモデル型郵便ポスト) | |
名称 | プラモニュメント(プラモデル型郵便ポスト)/ぷらもにゅめんと(ぷらもでるがたゆうびんぽすと) |
所在地 | 静岡県静岡市葵区追手町5-1 |
関連HP | 静岡市公式ホームページ |
電車・バスで | JR静岡駅から徒歩10分 |
ドライブで | 東名高速道路静岡ICから約4km |
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