静岡県菊川市の中心部を縦断し、遠州灘(えんしゅうなだに)流れ出る一級河川が、菊川(きくがわ)。延長は28kmしかなく、一級河川としては柿田川(駿東郡清水町)の1.2kmに次いで短い河川となっています。
河口には太平洋岸自転車道の潮騒橋が架かる
菊川市一帯は、律令制の開始期には城飼郡(きこうぐん)と呼ばれ、平安時代頃から城東郡とも表記されるようになり、近世に城東郡(高天神城の東の意もあり)と呼ばれるようになりました。
菊川という地名、河川名は、この城飼(きこう)が菊川(きくがわ)に転訛したと推測されています。
菊川の河口、掛川市には大東マリーナがあり、河口に架かる潮騒橋(しおさいばし)は太平洋岸自転車道・静岡県道376号浜松御前崎自転車道線の橋ですが、クルーザーなどの通過を想定して、航路高9.5mを確保しています。
河口の東側は、南遠大砂丘の一部、千浜砂丘(千浜海岸)で、風力発電の巨大な風車が並んでいます。
同様に西側も国安海岸で、南遠大砂丘に吹く「遠州のからっ風」を風車発電に利用しています。
菊川 | |
名称 | 菊川/きくかわ |
所在地 | 静岡県菊川市 |
関連HP | 国土交通省公式ホームページ |
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