日本三大銘茶とは!?

「色は静岡、香りは宇治よ、味は狭山でとどめさす」とは狭山の俚諺(りげん)ですが、静岡茶、宇治茶、狭山茶が日本三大銘茶(日本三大茶)。いずれも鎌倉時代をルーツに、歴史と伝統を有する茶処で、今もそれぞれの気候風土を活かした茶作りが行なわれています。

狭山茶|埼玉県

狭山茶

歴史:武蔵国の有力な寺院で中世に茶が栽培されたことが始まりで、川越の河越茶、慈光寺・都幾山(現・埼玉県ときがわ町)で栽培される慈光茶はブランド茶でした
江戸時代には舟運で結ばれる江戸で人気を博しました
特徴:東日本で初の「宇治製法」の蒸し製煎茶で、比較的冷涼な丘陵地帯で栽培され、二番茶まで摘まれています

静岡茶|静岡県

静岡茶

歴史:鎌倉時代あ、円爾(えんに=聖一国師)が仏教修行のため渡った宋から茶樹の種を持ち帰り、駿河国足窪(現:静岡市葵区足久保)に植えたことが、静岡茶の始まりで、当時のお茶は碾茶(てんちゃ)でした
江戸時代に煎茶の技術が京から伝わり、明治維新で主を失った幕臣が牧之原台地を開墾して茶畑に
清水港から茶の輸出が始まり、茶の生産がさらに拡大しました
特徴:明治時41年、杉山彦三郎が見出したのが「やぶきた」、原樹が竹藪の北側にあったことが名の由来です
静岡県では9割以上が「やぶきた」となっています

宇治茶|京都府

宇治茶

歴史:栄西が中国・宋より茶を持ち帰ったことがルーツで、明恵(みょうえ)が京・洛北栂尾(とがのお)の高山寺に植樹し、その後宇治に分植
室町時代に足利将軍家の支援を受け、幕府の奨励で茶園を整備(「奥ノ山茶園」が現存)
特徴:京都のお茶というのが狭義の定義ですが、正しくは京都府・奈良県・滋賀県・三重県の4府県産の茶葉を、京都府内業者が宇治地域に由来する製法で加工した緑茶
茶葉の栽培方法や製法の違いにより碾茶(てんちゃ)、煎茶、玉露、ほうじ茶、かぶせ茶、玄米茶(蓬莱茶)などがあります
碾茶を粉末にして飲む抹茶が有名

日本三大銘茶とは!?
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