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杉並木公園

杉並木公園

栃木県日光市、日光杉並木の保護と地域文化を伝承するために作られた3.7haの公園が杉並木公園。国の特別史跡、特別天然記念物の二重指定を受ける杉並木の樹根を保護するため、杉並木周辺を公有地化していますが、その有効利用として公園化したもの。日光杉並木街道探勝の拠点として活用できる公園です。

杉線香の原料・杉葉を挽いたのが水車も復元

日光杉並木街道は、日光街道(大沢〜日光/16.52km)、日光例幣使街道(小倉〜今市/13.17km)、会津西街道(大桑〜今市/5.72km)という3つの街道に残る杉並木の総称。
杉並木公園があるのは日光街道の今市宿から日光山内寄りの上今市地区。

天保元年(1830年)築の名主屋敷(旧南小倉村名主=現・日光市小倉)・旧江連家が移築保存されているほか二宮尊徳の報徳仕法による報徳仕法農家も復元されています。
報徳仕法農家はそば処「報徳庵」となっていて、手打ちそばが味わえます。

杉の葉の粉末を原料とした杉線香は今市の工芸品でしたが、その杉葉を挽いたのが水車。
公園内には日本の水車10基、海外の水車4基、合計14基の水車が並んでいます。
日本庭園、あじさい園、並木下の植物を観察する植物園、杉並木観賞広場も併設され、散策に絶好。

大水車広場横にある今市用水の円筒分水井(えんとうぶんすいせい)は、昭和28年に完成したもので用水の水を今市用水(上段・下段)、瀬川用水、宇都宮市上水道に分配しています。

また重連水車横にある朝鮮通信使今市客館跡は、朝鮮通信使の宿泊した迎賓館のあった場所。
朝鮮通信使(来日12回)は3回日光を参詣していますが、幕府はこの地に1万余両をかけて迎賓館を建築しています。
朝鮮通信使は、江戸を発つと春日部、小山、宇都宮に泊まり、4泊目が今市となりました。

名称 杉並木公園/すぎなみきこうえん
所在地 栃木県日光市瀬川383-1
関連HP 日光観光協会公式ホームページ
電車・バスで 東武日光線上今市駅からすぐ
ドライブで 日光宇都宮道路今市ICから約2.4km
駐車場 80台/無料
問い合わせ 日光市公共施設管理公社 TEL:0288-22-6163
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

日光杉並木街道

日光杉並木街道は、徳川家康が東照大権現(神仏習合の神)として眠る日光東照宮の参道(栃木県日光市)。徳川家康の家臣、松平正綱が寛永2年(1625年)頃から20年の歳月をかけて寄進した杉並木。植栽された杉は約20万本と推定され、現在も上今市駅近

 

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