日光東照宮の陽明門前にあるのが釣灯籠。オランダ王国が、オランダ商館を通じて3代将軍・徳川家光に献上した3基の灯籠のうちの1基で、附(つけたり)・銅燈籠として国の重要文化財に指定されています。寛永13年(1636年)、3基のうちでは最初に献上された欧風のシャンデリア型灯籠です。
オランダ王国から最初に寄進された灯籠
オランダ人の日光参詣は認められていませんでしたから、奉納される場所のイメージなどあるはずもなく、3基めの廻転燈籠は、和風の要素も漂わせていますが、最初の釣灯籠はシャンデリア型。
真鍮細工師ヨースト・ヘリッツゾーン(Joost Gerritszoon)の作であることが『日本大王国志』の記載で判明しています(1636年に商務総監フィリップス・ルカスの質問に後にオランダ商館長となるフランソワ・カロンが答えたもの)。
寛永13年(1636年)といえば、島原の乱以前で、オランダ商館が鎖国政策で長崎・出島に移る前、平戸にあった時代です。
日光東照宮・釣灯籠 | |
名称 | 日光東照宮・釣灯籠/にっこうとうしょうぐう・つりとうろう |
所在地 | 栃木県日光市山内2301 |
関連HP | 日光東照宮公式ホームページ |
電車・バスで | 東武日光駅から東武バス世界遺産めぐりで勝道上人像前下車、徒歩10分 |
ドライブで | 日光宇都宮道路日光ICから約3km |
駐車場 | 100台/有料 |
問い合わせ | 日光東照宮社務所 TEL:0288-54-0560/FAX:0288-54-0061 |
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