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日光東照宮・唐門

日光東照宮・唐門

日光東照宮の参拝で、陽明門をくぐると、いよいよ御本社(拝殿・石の間・本殿)ですが、その入口に建つのが国宝の唐門(からもん)。間口3m、奥行き2mと陽明門に比べると小さく感じられますが、東照宮でもっとも重要な御本社の正門です。御本社と同じ寛永13年(1636年)の築で、屋根の吹き替え以外は往時のまま。

御本社の正門には彫刻が611も!

江戸時代には、「御目見得」(おめみえ=将軍に直接お目通りすることができる身分)以上の幕臣、大名だけが通ることのできる門となっていました。

唐門には御本社(拝殿・石の間・本殿)に次ぐ611もの彫刻が施されています。
その数は陽明門を超えるので、密集率は東照宮随一ともいえるでしょう。
唐門の重要性が、彫刻の数からも垣間見ることができます。

とくに数が多いのが人物で、6体64人を数えます。
「舜帝朝見の儀」(しゅんていちょうけんのぎ)は、正月元日に、舜帝(中国神話に登場する聖人と崇められた君主)が多くの役人から年始の挨拶を受ける場面を描いたもの。
舜帝の顔はあえて家康に似せ、家康こそが舜帝に比ひすべき帝王であること、さらには徳川幕府が目指すべき政権は舜帝の治世であることを表しています(平成という元号も舜帝の「内平外成」からとっています)。
栄達や高い位を嫌う教えの「許由と巣父」(きょゆうとそうほ)も。
福をもたらす「七福神」が配されているように、江戸時代初期には七福神信仰も確立していました。
日本の七福神にたいして、中国の「八仙人」や、「竹林の七賢」(ちくりんのしちけん)など中国の伝説的な賢人も描かれています。
全体が白く見えるのは、柱などに胡粉(ごふん=貝がらを焼いて作った白色の顔料)が使われているから。

屋根の上(破風の頂)には霊獣の恙(つつが:唐獅子の一種)が配されています。
屋根上の左右両端に龍が置かれているのは、「龍は昼を守護する霊獣」で「恙は夜を守護する霊獣」という故事から。
よく見るどこかへ行ってしまわないようにと、恙の足は金環で留められ、龍もその鰭(翼)が切られています。

破風の上にのる恙
日光東照宮・唐門
名称 日光東照宮・唐門/にっこうとうしょうぐう・からもん
所在地 栃木県日光市山内2301
関連HP 日光東照宮公式ホームページ
電車・バスで 東武日光駅から東武バス世界遺産めぐりで勝道上人像前下車、徒歩10分
ドライブで 日光宇都宮道路日光ICから約3km
駐車場 100台/有料
問い合わせ 日光東照宮社務所 TEL:0288-54-0560/FAX:0288-54-0061
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

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