徳川家康の廟所の日光東照宮に対し、日光山輪王寺の大猷院(たいゆういん)は寛永の造替を行なった徳川家光の廟所。別当所(管理する僧院)の龍光院前に建ち並ぶ石灯籠群は、諸大名が奉納したもので、「石の灯籠」として国の重要文化財、世界文化遺産「日光の社寺」の構成資産にもなっています。
10万石以下の大名が奉納した石灯籠群
日光東照宮には合計123基の灯籠(江戸時代奉納の灯籠)が確認されていますが、大猷院の灯籠の総数はそれを上回る312基。
182家の大名から大部分は、承応2年4月20日(1653年5月17日)の奉納です。
龍光院前に建ち並ぶ石の灯籠は、10万石以下、二天門から先へと進めなかった大名の奉納で、二天門から石段を上った展望所からの眺めは、ずらりと並ぶ石灯籠を眼下にし、天上界から下界(人間の住む世界)の眺望といわれています。
日光山輪王寺大猷院・石の灯籠 | |
名称 | 日光山輪王寺大猷院・石の灯籠/にっこうさんりんのうじたいゆういん・いしのとうろう |
所在地 | 栃木県日光市山内2300 |
関連HP | 日光山輪王寺公式ホームページ |
電車・バスで | JR日光駅・東武日光駅から世界遺産めぐり循環バスで13分、大猷院二荒山神社前下車 |
ドライブで | 日光宇都宮道路日光ICから約4km |
駐車場 | 100台/有料 |
問い合わせ | 日光山輪王寺大猷院 TEL:0288-53-1567 |
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