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小倉堰

小倉堰

栃木県栃木市西方町を流れる思川(おもいがわ)に築かれた歴史ある堰が、小倉堰(おぐらぜき)。慶長8年(1603年)、下野西方藩初代藩主・藤田信吉(ふじたのぶよし)が築いた農業用の堰が前身で、昭和28年に全長175m、幅11m、高さ1.7mの固定堰とローラーゲートに改修されています。

江戸時代に築かれた堰が現役で使われている!

藤田信吉は、当初は北条氏、その後、武田勝頼に与し、そして武田氏滅亡後は上杉景勝から越後長島城を与えらるなどして戦国乱世を生き抜き、上杉景勝の家臣・直江兼続が徳川家康に敵対した際には、大坂城に出向き、家康に弁明して、上杉討伐を避けるために尽力しています。
ところが、家康との主戦を主張する直江兼続は、藤田信吉は家康に買収されて内通していると讒言したため、徳川秀忠の許に命からがらに逃れ、関ヶ原の戦いの後、西方藩主となっているのです。

その藤田信吉が築いたとされるのが、小倉堰で、農業用水を取り込むため、思川に固定堰を設置しています。
昭和28年に、魚道を伴った6門のローラーゲートが設置され、さらに令和2年に流水による河床の洗掘防止の目的で護床工(ごしょうこう)とゲートの改修が行なわれています。

小倉堰の南岸が西方総合公園(西方ふれあいパーク)として整備され、バーベキュー場、アスレチック遊具が配され、アジサイなどが植栽されています。
駐車場も西方総合公園(西方ふれあいパーク)が利用可能。

小倉堰
名称 小倉堰/おぐらぜき
所在地 栃木県栃木市西方町本城
関連HP 栃木市観光協会公式ホームページ
ドライブで 北関東自動車道都賀ICから約6km
駐車場 西方総合公園駐車場を利用
問い合わせ 栃木市観光協会 TEL:0282-25-2356/FAX:0282-20-7373
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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