栃木県足利市八幡町、東武伊勢崎線・野州山辺駅の東に鎮座するのが、下野國一社八幡宮(しもつけのくにいっしゃはちまんぐう)。天喜4年(1056年)、 前九年の役に際して源頼義・義家父子が戦勝を祈念し、京の男山八幡宮(元・石清水八幡宮)から八幡大菩薩を勧請して創建したと伝わる古社です。
足利氏の尊崇を受けた下野国第一の八幡宮
源義家は7歳の時、男山八幡宮で元服し、八幡太郎義家と名乗り、武神である八幡神(八幡大菩薩)は源氏の崇敬を受けていたので、各地に八幡宮が勧請されたのは自然な流れです。
足利氏は、源義家の孫・源義康(みなもとのよしやす)が下野国・足利荘を本拠地とし、足利姓を名乗ったことに始まり、以来、足利氏も帰依しました。
神社の社名は、下野国第一の八幡宮の意。
境内社の門田稲荷神社は、東京都板橋区の榎木稲荷(縁切榎)、京都市伏見区の伏見稲荷と並び、「日本三大縁切稲荷」と称されています。
社殿北側にある八幡山古墳群は、古墳時代後期(6世紀後半~7世紀代)の群集墳。
直径10~20mくらいの円墳が丘陵に密集して70基以上も築かれています(昭和18年の調査では94基が確認されていますが、現在は71基が栃木県の史跡に指定)。
一帯4.92haは憩の森として整備され、園路もあるので散策に絶好です。
足利市内は1300基以上の古墳があり、栃木県内で最も多く古墳が造られた地域で、古くから拓けた地だったことがよくわかります。
下野國一社八幡宮 | |
名称 | 下野國一社八幡宮/しもつけのくにいっしゃはちまんぐう |
所在地 | 栃木県足利市八幡町387 |
関連HP | 足利市観光協会公式ホームページ |
電車・バスで | 東武鉄道野州山辺駅から徒歩10分 |
ドライブで | 北関東自動車道太田桐生ICから約5km |
駐車場 | あり/無料 |
問い合わせ | 下野國一社八幡宮社務所 TEL:0284-71-0292/FAX:0284-73-6292 |
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